小菅の複々線を走る様々な列車達 東武の車両編 9 10000系 2R車
今年は台風の発生が遅く番号的には若い番号ですが、発生から異様な動きをした10号が東北地方の太平洋岸に上陸し、東北地方を斜めに縦断して行きました。一夜明けて、東北や北海道で甚大な被害が出ています。亡くなられた方々のご冥福をお祈りするとともに、被災された方々一刻も早い平常生活への復帰をお祈りいたします。
さて、小菅の複々線を通過する車両のシリーズ、東武8000系をようやく終えて、今回から10000系です。8000系に関しては8111Fがセイジクリーム一色に塗色変更されたそうですが、まだ見ていないの、撮影出来たら触れる予定です。
この車両は8000系の後継として、また7300系の代替を目的として、先に東上線に登場した地下鉄乗り入れ用9000系に次ぐステンレス車両として1983年に登場しました。東武としては初の5桁の系列となり、各桁の数字の意味も後に登場する5桁系列の最初の例として引き継がれて行きました。
1 10000系
1 浅草、池袋方から1両目
2 2両編成
01 編成番号(第一編成)
運用開始は12月22日からで、当初は東上線専用でしたが、1984年3月20日より、伊勢崎、日光線でも運用が始まりました。
制御系は電動カム軸式バーニア界磁チョッパ制御で出力140kWの直流複巻電動機を駆動し、ギア比は16:87(5.44)となっています。ブレーキ装置は回生ブレーキ併用電気指令式で日光線新栃木以北にも対応し、抑速ブレーキ付きとなっています。
2R車のMc用、6RのM3用の主電動機は端子電圧750VのTM-84,その他は375VのTM-83です。
編成は2R, 6R, 8R車が製造されました。
1983年度製造車(第一次車)は2R車1編成、6R車2編成、8R車2編成でした。
1984年度製造車(第二次車)は2R車1編成、6R車2編成でした。
1985年度製造車(第三次車)は2R車2編成、8R車3編成でした。
1986年度製造車(第四次車)は6R車1編成、8R車1編成でした。
1986年度製造車(第五次車)は6R車4編成、8R車1編成が製造されました。
さらに
1989年度に8R車の10R化に中間増結者2両が4編成分製造されました。
昨年12月の南栗橋車監でのファンフェスタの記事で一度触れていますが、まずは2R車から行こうと思います。
モハ11200形 クハ12200形
Mc Tc3
CONT2/PT MG/CP
自重 39.0t 34.0t
定員 150 150
モハ11201-クハ12201 1984年1月 アルナ工機
モハ11202-クハ12202 1984年7月 アルナ工機
モハ11203-クハ12203 1985年7月 アルナ工機
モハ11204-クハ12204 1985年7月 東急車輛
東武本線の運用では、6連の場合、4R車が浅草方、2R車が伊勢崎、日光方に連結されるように決まっており、西武新宿線のように2連車が両方に連結されようなことはないようです。
リニューアルに関しては11202Fが2014年,11201Fが2015年に施行されました。
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