紀勢本線 和歌山~和歌山市間 路線の紹介
先の阪和線羽衣支線に続いて2016年9月2日から4日の関西旅行に関する記事です。
今回触れるのは紀勢本線和歌山から和歌山市までの区間です。
紀勢本線は三重県の亀山駅から新宮駅までがJR東海の管轄区間で非電化区間、新宮からはJR西日本の区間で直流電化されており、和歌山駅で阪和線に接続しています。関西地区と紀伊半島を地区を結ぶ特急も阪和線から紀勢本線に直通しています。
和歌山駅ホーム 2016/9/3
一番奥が紀勢本線から阪和線方面、オレンジ色の駅名標が阪和線折り返しホーム、蒼い駅名標か阪和線から紀勢本線直通列車用ホーム
あと、ベンチの設置方法が関東では見られない枕木方向向きです。これは旅客のホームへの転落を防ぐためとのことです。
2016/9/3 和歌山
阪和線を経由して天王寺方面に向かう列車と違って和歌山市行きの列車は最も東側の8番線から発車します。
一方、和歌山~紀和~和歌山市の区間は電化されていますが、単線で運転頻度も低く、しかも和歌山市駅構内から分界点まで約1.0kmは南海電鉄の所有であり、用地がJR西日本に貸与されています。そんなわけで、和歌山~和歌山市区間は紀勢本線の中でも”忘れられた区間”的存在かと思います。
和歌山市方面 時刻表
和歌山線、粉河、橋本方面と同じ105系が投入されています。日中、9時台から15時台は1時間に一本です。
ワンマン運転で車内に運賃表がありますが、桜井線、和歌山線などと共通運用であることがわかります。
105系 M82編成
明日の記事で詳しく触れますが、この日和歌山~和歌山市間に投入されていた105系編成です。
8番線から出発した2両編成の105系は阪和線と併走し、高架橋をくぐるまでは和歌山線の線路と共用の線路を走ります。次第にカーブして、阪和線をくぐり、高架橋を上り、紀和駅に到着します。ここは1968年まで和歌山駅と称しており、現在の和歌山駅は東和歌山駅でした。
紀和駅を出ると高架線を下り、右手から南海線が合流し、分界点を通過して和歌山市駅に到着します。かつては南海線から南紀方面への列車が現在も非電化の渡り線を介して運転されていましたが、今は甲種回送でのみ使用されています。
明日は車両の紹介です。
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