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2016年9月11日 (日)

朝日新聞社刊 年鑑 世界の鉄道 ’76

朝日新聞社が発行していた「世界の鉄道」シリーズ、今回は1976年版です。

1976
蒸気機関車の特集はD51とC58、日本のローカル私鉄25社、西ドイツの国鉄が特集されています。

カラーページでは石北本線、釧網本線、山陰本線、志布志線、根室本線で活躍するD51とC58の勇姿がまず紹介されています。ただ、写真の解説の間違いがあり、訂正の紙片が挟まっていました。西ドイツ国鉄に関しては蒸機、011、012、044などの3シリンダー機の活躍シーン、216形DL、103形、110形EL、403形、420系電車、都市Sバーンの電車、流線型気動車、ミュンヒェンのガラス張り電車などがカラーで紹介されています。

特集 D51とC58

まずD51に関しては
肥薩線 矢岳越え30.3‰の力闘
伯備線の布原信号所付近を通過するD51三重連
山国のD51 信越本線 関西本線 加太越え(本務機+補機2両) 中央本線
都会のD51 山手貨物線 吹田機関区 田端機関区 新鶴見操車場
みちのくのD51 本務機C6120+前補機D511 沼宮内駅構内 奥中山の三重連
北海道のD51
D61 D51の従台車を2軸化し、軸重を軽減、6両試験的に改造され留萌本線に投入 結局その6両以降改造はされず、6両は全機留萌本線で生涯を全う
冬の函館本線のD51 圧倒的なC62人気の中で活躍を続けたD51
室蘭本線の石炭列車

亜幹線の主力 C58
石北本線 北見以遠は各停となるものの編成は急行「大雪」
釧網線
山田線 C58転落事故もあった。
陸羽東線
房総のC58 海水浴臨時列車
四国のC58
私鉄のC58 北海道の運炭鉄道の自社発注のC58 天塩鉄道のC58

特集 日本の地方私鉄 25社

76年版では地方大手私鉄、大都市圏小私鉄、産業鉄道を特集

三菱石炭鉱業 
かつては9600形や9200形を所有していたが、取材時点ではDLに代わり、北海道の数少ない旅客輸送も行う鉄道として生き延びる
DL55 オハ1 ナハ5 スハニ6 ダルマストーブ列車も健在

福島交通
福島と飯坂温泉を結ぶ
モハ5000 モハ5100 モハ5300
クハ5200 サハ3000
モハ1201

岩手開発鉄道
大船渡と国鉄釜石線を直結する目的で1939年に設立、1950年部分開業
キハ200 キハ41000 
DD53 DD38 DD43

同和鉱業 小坂鉄道
小坂鉱山の製品、資材運搬
キハ2100 
DC1 DD11 DD130

茨城交通
羽幌炭砿鉄道、留萌鉄道で活躍した気動車が残っている
キハ22 キハ1100 ケハ400 キハ1000 ケハ600 キハ41300 ハフ46
ケキ102

長野電鉄
モハ0 モハ1100
モハ2000 サハ2050 
モハ100 モハ200 モハ300 モハ400 モハ410
モハニ130 モハニ230 モハニ530 モハ600 モハ610 モハ1000
クハ450 クハ1050 クハ1060 クハ1550
ED5000  ED5100 

上信電鉄
クハニ10 クハ20
デハ10 デハ20 デハニ30 デハ200 
ED31 デキ1

秩父鉄道
デハ100 デハ300 モハ300 デハ500
クハ60 クハニ20 クハ600 サハ60 サハ350 
デキ1 デキ6 デキ100 デキ200 デキ300 デキ500 ED38

小湊鉄道
キハ200 キハ5800 キハ6100

箱根登山鉄道
モハ1 モハ2 モハ3
モニ1 ユ1

岳南鉄道
モハ1100 クハ2100
ED10 ED27 ED28 ED29 ED32 ED40 ED50 

伊豆箱根鉄道(本線)
モハ1000 クハ2000 サハ2000
モハ50 モハ60
クモハ500
クハ70 サハ70 サハ80
ED30

伊豆急行
クモハ100 クモハ110 モハ140 クハ150 サロ180 サハ170 サハ190
ED25

遠州鉄道
モハ20 モハ30 クハ60 クハ80 
ED21 ED28

富士急行
モハ3100 モハ3600 モハ3630 モハ5000 モハ7030 クハ3660 クハ7060
モニ100

静岡鉄道
クモハ100 クモハ300 クモハ350 クモハ1000
デワ1 20(庫内車)

三岐鉄道
モハ100 モハ120 モハ130 モハ140 モハ150 クハ200 クハ210
ED22 ED45

富山地方鉄道
モハ7530 モハ7540 モハ10020 モハ10040 モハ10055 モハ12510 モハ14710 
モハ14720 モハ14750 モハ14770 
クハ10 クハ120 クハ150 クハ160 クハ170 クハ180
デキ12020 デキ14730

京福電気鉄道 叡山本線
デナ21 デナ120 デオ200 デオ300 デナ500
工事用1001

能勢電気鉄道
50 60 106 320 500 

岡山臨港鉄道
キハ1000 キハ5000 
101 102 103 DD1351

水島臨海鉄道
キハ303 キハ320 
ナハニフ150
DD50 DE70

水間鉄道
モハ500 サハ580

広島電鉄 宮島線
1030 1040 1050 1060 1070 2000 2500 

伊予鉄道
モハ100 モハ110 モハ120 モハ130130系 モハ300 モハ600 モハニ200 
クハ400 サハ500 サハ510 モニ30

特集 西ドイツの国鉄

ドイツの鉄道は1834年にニュルンベルクからフェルトまでの約7kmが開通したのが最初でした。日本より、38年前ですね。当時のドイツは小国の連合体でそれぞれが独自の道を歩んでいたので運営方式が小国ごとに異なっていました。しかし、料金や直通車両の規格統一などの組織化も行われ、1870年には運行距離が2万キロにもなっていました。ビスマルクの時代に統一国家が形成され、ドイツ国鉄が形成されたのは第一次世界大戦後のワイマール共和国の時代でした。
この時期には車両の規格が統一され蒸機では01、電機ではE19が登場し、世界最高水準に到達していました。
第二次世界大戦後、Deutsche Reichsbanhn(DR)は東ドイツが継承し、西ドイツはDeutsche Bundesbahn (DB)として発足しました。寝台、食堂などを運営する会社も1870年からMITROPAという会社が運営してきましたが、これも東ドイツが引き継ぎ、西側はDSG (Deutsche Schlafwagen und Speiswagen Gesellschaft)が行うことになりました。

電化は戦前から進められており、方式はAC 1.5kV, 50/3Hz 1976年時点では全長3万キロのうち1/3の1万キロが電化されていました。車両の形式番号は1968年のコンピュータ導入を機に3桁の数字で表すようになりました。

去りゆく蒸気機関車

001形 急行列車用2シリンダー機 2C1 動輪直径2000mm 最高速度130km/h
1925年より製造 統一国家の鉄道としての制式機関車第1号 1960年頃まで全土で活躍、ホフ機関区の1973年最後の1両が引退 動態を含み10両前後が保存

012形 急行列車用3シリンダー機 2C1 動輪直径2000mm 最高速度140km/h
当初0110形(10は肩に)流線形石炭炊き蒸機として製造、半数以上が重油専燃に改造され、012形に 流線形カバーも外されました。

023形 普通列車用2シリンダー機 1C1 動輪直径1750mm 最高速度110km/h
1950年より製造 デンター水槽が低く垂れ下がっており、後方視界が確保されている。

042形 急行貨物列車用2シリンダー機 1D1 動輪直径1600mm 最高速度90km/h
1936年より、製造 我が国のD51と同じ万能機 軸重変更で支線に乗り入れも可能

043/044形 重貨物列車用3シリンダー機 1E 動輪直径1400mm 最高速度80km/h 44形は1926年より製造

050形 貨物列車用2シリンダー機 1E 動輪直径1400mm 最高速度80km/h 1939年より製造

幹線輸送

人口100万程度の都市を結ぶInter City, D-Zug(急行列車), E-Zug(準急列車)
TEEはドイツ領内ではICの一部に 電機牽引の客車列車がメイン 主要幹線は殆ど電化されている。

電機 103形 110形 112形
特急用客車
急行用客車
403形 IC用電車

ローカル輸送

DL 212形 216形 221形
DC 624形 634形 798形レールバス

蓄電池車 515系 815付随車 1回の充電で250~400km走行 充電時間6時間 電圧360~440V 230両以上が稼働中

Sバーン 大都市近郊電車

*****************************************************************
新車

キハ66/67

国鉄485系 1500番台

国鉄189系

国鉄クヤ165

国鉄ヨ8000

国鉄キヤ191系

国鉄クモヤ443系

札幌交通局 6000系

東急8500系

京福電鉄 ホデハ280形

豊橋鉄道 モ1730 ク2730

名古屋鉄道 モ3790 ク2790 モ3880 ク2880 7000系増備車

黒部峡谷鉄道 EH101/102

南海電気鉄道 6201系

阪急電鉄 2200系 6300系

泉北高速鉄道 3000系

岡山電気軌道 3800

新線

名鉄・知多新線

営団地下鉄・有楽町線

京王・相模原線

山陽新幹線 岡山-博多間開業

廃線

静岡鉄道・清水市内線

庄内交通・湯野浜線

越後交通・栃尾線

阪神電鉄・国道線

*************************************************************

巻末には

昭和43年に落成したD51のこと 1/5模型製作記 三品勝暉氏

西ドイツ国鉄路線図

日本の私鉄車両諸元表

地方私鉄路線一覧

地方私鉄路線図

年誌・世界の鉄道

以上です。

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