多摩湖を自転車で一周
10月1日土曜日午後から雨も上がり、運動不足の解消もかねて、一橋学園から多摩湖一周自転車の旅を行って来ました。
4月に、一橋学園~青梅街道~萩山~八坂~小川~新小平と、なぜかやたらと駅の多い小平・東村山巡りの散歩をしましたが、今回は自転車で萩山から、都立狭山・境緑道を北西へ、八坂駅で府中街道を越え、西武国分寺線の踏切を渡り、八坂~武蔵大和間の複線区間に沿って進み、新青梅街道を潜り、武蔵大和駅へ。駅周辺でちょっと寄り道を。
2016/10/1 武蔵大和駅
実は3歳の頃から多摩湖には両親に連れられて来ており、武蔵大和駅を通ることも多かったのですが、駅の周辺を訪れたのは今回が初めてでした。
西武遊園地行きの電車が入って来ましたが、まだ1261Fは復帰していないようです。
8月の台風で多摩湖線(萩山~西武遊園地間)が不通の間は、東村山駅と立川駅北口を結ぶこの西武バスの路線(立35)が代行輸送路線だったようですね。
ここからは西武多摩湖線と別れ、山道へ、最初は上り坂の連続でどうなるかと思いましたが、狭山公園入り口に到着。
上の地図の現在位置の場所から、いよいよ多摩湖を時計回りに一周します(この地図は北が右下45度の方向です)。
多摩湖は通称で正式には東京都の水がめとして機能している村山貯水池です。中央に堰堤があり、西側が村山上貯水池、東側が村山下貯水池です。多摩川の水を羽村取水堰で取り込み、導水管で導き、貯水するのが役割です。
上の地図の緑道に沿った導水管で境浄水場に送り、浄水処理をして、和田堀浄水池から給水しています。上貯水池の竣工は1924年3月31日、下貯水池の竣工は1927年3月31日で、貯水量はそれぞれ3,321.000、12,148.000立方メートルです。村山貯水池の整備が遅れたため、水不足問題が起こったため、通称狭山湖(山口貯水池)が1934年3月に竣工しました。貯水量は20,649.000立法メートルです。
高校の1・2年の2月に、多摩湖のマラソン大会があり、今回とは逆回りの1周9kmの周回コースを回っているのですが、あの頃(1972~1973年ごろ)に較べると道路も随分整備された感じが致します。
自転車路・歩道が車道から独立しており、車線も内回り、外回りが区別されているので安全ですが、結構アップダウンはあります。さらに、右手に湖面を見て走るイメージですが、実際には湖面は殆ど見えず、柵の向こうはヤマといった感じです。
スマホのmap機能で折り返し点を確認しましたが、折り返すまでは行けども行けども同じような風景の連続といった感じでした。
ここが湖の西の端といった標識はありませんでしたが、右への急カーブを曲がると道は比較的下り坂になってきます。しばらく行くと上の写真のような奥の院(五重塔千体観音堂)が見えてきます。1999年11月7日に落成したそうで、千体の観音像が安置されているそうです。五重塔の地下には仏国窟があり、観音像を見ることが出来るようです。今回は写真を撮っただけで素通りしましたが、次回は中を見学しようと思います。
行程の3/4を過ぎると上と下の貯水池を隔てる堰堤の反対側まで来ます。正面に見えるのは村山上取水塔で、内径7.879m、高さ27.511m、取水口4個をもつ塔だそうです。
2016/7/10 レオライナーの車内から見た行き違い施設 奥が西武遊園地方面
周回道路は画面の右手にあります。
西武プリンスドームを左手に見て、レオライナーの軌道と平行に走るとやがて西武園遊園地が見えてきます。その横を通過すると、下貯水池の東側の堰堤の北端に出ます。昔は堰堤の両側に柵がありませんでしたが、今は整備されています。
手前が第一、奥が第二取水塔 第一取水塔は内径7.879m、高さ27.061m、取水口7個、第二取水塔は内径7.000m、高さ27,400m、取水口7個とのことです。
帰りは再び、狭山・堺緑道を八坂まで下り、そこから府中街道で南下して、帰宅しました。
今回、「多摩湖のページ」という大変興味深いサイトを知ったのでこれから機会を見つけて再訪しようともいます。
追記:浅見光彦で有名な内田康夫氏の「多摩湖畔殺人事件」という推理小説があり、先日BookOffで購入して読みました。
死体の発見場所が多摩湖畔だったというだけで、ストーリーには全くと言っていいほど、多摩湖周辺のことは出て来ませんでした。尤も、被害者の娘が事件解決に大きな役割を果たす点は面白かったですが。
最後まで読んで戴きありがとうございます。
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コメント
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B767-281様今晩は、多摩湖と言えばわたくしにとっては高校時代の多摩湖一周マラソン大会です。自転車コースとは違うと思いますが、9キロしっかり走っていました。メダルも今でも持っています^_^まあ今走れ、と言われたら厳しいですが。そうそう途中でSLが走っていたのも覚えています。
投稿: 細井忠邦 | 2016年10月 3日 (月) 19時18分
細井忠邦さま、おはようございます。
多摩湖といえば、そうでしたね。
私も、自転車で走りながら、高校の時の周回は当時の多摩湖駅からおとぎ電車(現、レオライナー)のルートに沿って西へ行き、中央の堰堤を渡って、下貯水池を一周するものだったかもしれないと思ったのですが・・・どうも距離がよくわかっていないもので。
投稿: B767-281(クハ415-1901) | 2016年10月 4日 (火) 05時51分