公園保存蒸機 C11 245号機 鵠沼運動公園
全国の公園等に保存されている車両を見て歩くシリーズ、今回は2014年12月、江ノ電撮影で鵠沼を訪問した際に、立ち寄った鵠沼運動公園に保存されているC11 245号機です。
2014/12/30 鵠沼運動公園
正月を迎えルための、飾り付けもされたC11 245号機
アクセスは小田急江の島線鵠沼海岸駅から徒歩10分程です。
この公園は正式名称を藤沢市立ハ部公園(はっべこうえん)と言うそうですが、読みが難しいため鵠沼運動公園という通称で呼ばれているそうです。ハ部とはこの地域の小字名だそうです。
遠目に見ても、表面がよく磨かれているなとわかる美しさを保っています。
公園内には屋外プール、夏には高校野球県大会の予選でも使われる野球場、テニスコート、遊具広場、多目的広場があり、SL展示場は市民有志、藤沢鉄道車両保存会・藤沢SL少年団によって大切に管理されているとのことです。
生憎、訪れたときは保存場所は閉まっており、こんな写真しか撮れませんでしたが、再訪してみようと思っています。
以前にも「世界の鉄道 ’75」の記事で出てきましたが、C11はその昔、大都市圏近郊で快速列車を牽引していたのですね。
沖田祐作氏の機関車表のデータによる、履歴です。
C11245 日本車輌名古屋工場=1173 1943-05-29 S66.1t1C2t(1067)
車歴;1943-05-29 製造→ 納入;国鉄;C11245→ 配属;? →1943-05-27 竣工→ 配置;? →
1955-08-01 現在;新発田→1962-03-00 現在;新津→1973-09-03 会津若松→
1973-04-00 小牛田→1974-05-28 廃車;小牛田→
保存;神奈川県藤沢市「鵠沼運動公園」;C11245
1943年5月29日に、日本車輌名古屋工場で誕生、新潟地方で活躍し、晩年は東北に。
最後まで読んで戴きありがとうございます。
上のリンクをクリックされると面白い鉄道記事満載のブログ村。もしくは鉄道コムに飛ぶことができます。
« 東海道新幹線開業から50年 その37 保存されている新幹線車両 5 リニア鉄道館 part10 MLX01-1 | トップページ | 第31回新幹線車両基地公開 その1 車両工場内の様子 »
「蒸機C11」カテゴリの記事
- 直方市石炭記念館の蒸気機関車 C11 131号機(2020.09.01)
- 公園保存蒸機 中間市垣生(はぶ)公園に保存されているC11 260号機(2020.08.28)
- 速報版 岡山、広島、鳥取、兵庫を巡る旅 二日目(2019.08.04)
- 18切符2日目の旅 下今市から東武ワールドスクウェア駅へ 6 SL C11 207「大樹」試運転の様子その2(2017.08.02)
- 18切符2日目の旅 下今市から東武ワールドスクウェア駅へ 5 SL C11 207「大樹」試運転の様子その1(2017.08.01)
コメント
« 東海道新幹線開業から50年 その37 保存されている新幹線車両 5 リニア鉄道館 part10 MLX01-1 | トップページ | 第31回新幹線車両基地公開 その1 車両工場内の様子 »
B767-281様お早うございます。今朝たまたまたび番組を見ていたら大井川鉄道のC11が出ていました。小回りが効き使い勝手のいい蒸気機関車だったようですね。153系、117系、311系そして現在の313系に連なる嘗ての中京地区の快速はこのC11が牽引し、文字通りの快速ぶりを発揮していた、と何かの雑誌で読んだことがあります。藤沢のこの機関車は見たところ残念ながらシールドビームでしょうか?やはり原型が1番ですね。
投稿: 細井忠邦 | 2016年11月26日 (土) 09時42分
細井忠邦さま、おはようございます。
C11の快速運用の話、もしかしたら有名な話なのかも知れませんが、我々の世代にはちょっと想像できにくい話ですね。時代と共に、車両がそれぞれ異なった役割に移ってゆくのがよく分かりますね。
仰る通り、蒸機のライトはいわゆる原形がフィットしますね。機能的な事を考えた結果、形態的バランスよりも明るさなどでこうなったのでしょうね。
投稿: B767-281(クハ415-1901) | 2016年11月27日 (日) 05時37分