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2016年11月 6日 (日)

Frankfurt am Main Airportでのspotting 12 Air New Zealand Boeing 747

冷戦期の1989年5月、西ドイツ・フランクフルト・アム・マイン空港でのスポッティング、今回はニュージーランドのフラッグキャリア Air New ZealandBoeing 747-219Bです。

Zknzz_b747219b_22791_568_air_nz_890 ZK-NZZ Boeing 747-219B cn 22791 ln 568 1989/5/6 FRA

Air New Zealandはオークランド国際空港を本拠地とし、国際線、国内線を運航するニュージーランド最大の航空会社で、1999年からスターアライアンスのメンバーです。国内線は21都市を結び、国際線はイギリスとオセアニアを中心とした16の国の30都市を結んでいます。

垂直尾翼の特徴的なマークはマオリ族の伝統模様 Koru(コルー)シダの芽の渦巻きをモチーフにしたもので、誕生、成長を意味しているそうです。

1940年Tasman Empire Airways Limited (TEAL)としてスタートしました。Tasmanとはニュージーランド、オーストラリアを指し、我が国ではあまり耳にしませんが、trans-Tasmanというと両国の間を結ぶという意味になるそうです。

1965年には完全に国有化され会社名も現在のAir New Zealandに変更されました。

1978年に国内線専門のNew Zealand National Airways Corporation (NAC)とその子会社のSafe Air を合併しました。それまでは国際線をもっぱら運航していました。

1989年、完全に民営化されますが、2001年にオーストラリアのアンセット航空とのタイアップで経営が傾いた際に再び、半国営化されました。

地理的な理由と、かつての英連邦構成国から、オークランドから、香港経由ヒースローとロサンゼルス経由ヒースローのいわゆる世界一周路線を運航していましたが、香港経由の路線は2013年3月に休止となりました。

機材の歴史

1960年まではTurboprop Airliners
最初のJet Airlinerは Douglas DC-8
ワイドボディ化で1973年から McDonnell Douglas DC-10を導入、この時からKoru-logoが機体に付けられる。1983年、DC-8, DC-10は退役しました。
1978年のNACなどの合併で Boeing 737, Fokker F27がフリートに加わりました。
1981年、最初のBoeing 747がフリートに加わり、ロス経由ロンドン路線が開設されました。5機の747-200Bにはマオリの船の名前が愛称として与えられました。
1985年、フリートサイズのギャップを埋めるため、Boeing 767-200ERが導入されました。
2003年、短距離国際線向けにA320を導入。
2005年Boeing 777-200ERを導入、2004年には787の導入も決定。
2011年777-300ERを導入し、2014年には4年遅れで787-9が就航、同年9月12日、33年間に及ぶ747の歴史に幕が下ろされ、機材はすべて双発機に。

写真のZK-NZZの履歴ですが、

1982年8月25日 Air New Zealandに納入 エンジンは RR RB211-524D4
1991年2月28日  Malaysia Airlinesへ 9M-MHH
1992年10月8日 Air New Zealandへ
1998年4月28日 Airtoursへ
1998年11月2日 Air New Zealandへ
1999年9月25日 Virgin Atlanticへ G-VIBE
2005年6月1日  Tranaero Airlinesへ VP-BQH
2011年11月  Stored

Air New Zealandとしては15機の747を運航しており、7機が-200B (-219Bは5機)、8機が-400 (-419は5機)でした。

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旅客機 Boeing 747」カテゴリの記事

コメント

B767-281様こんにちは。ニュージーランド航空の747はよく成田で撮影しました。90年代当初リースか何かの関係で垂直尾翼にマークがあっても胴体は真っ白なのがいました。撮影している方々の中では、「真っ白ニュージー」と呼ばれ人気がありました。話はズレますが、今は分かりませんが、当時は鉄道を撮影する人より飛行機を撮影する人の方が紳士的な印象でした。

細井忠邦さま、おはようございます。

オセアニア系のエアラインやJALのオセアニア線用の747機は夕方出発、早朝到着で成田では写しにくくありませんでしたか。

私もNZの機体を成田で写していますが、そんな思い出があります。

B767-281様今晩は。今となっては真っ白ニュージーの印象が強くて沢山写した気になっていましたが、タイムテーブルを考えると確かに夕方到着、早朝発で、どいやってフォローしたのかな?と思います。改めて調べてみたいです。

細井忠邦さま、おはようございます。

ニュージーランドに関しては記憶がないのですが、カンタスに関しては朝10時ごろ、成田を出発する便が90年代の最初の頃はありましたね。

もしかしたら、ニュージーランドもそういった便があったのかなとも思えます。

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