保存中のボンネットバス 江戸東京たてもの園のいすゞTSD43
昨日に続いて小金井の江戸東京たてもの園の乗り物展示物の紹介です。
今回は懐かしいボンネットタイプのバスです。
私が、中学生の頃までは、東京の西武バス、関東バスなどでもボンネットタイプのバスが活躍していました。特に記憶に残っているのは、関東バスの新宿伊勢丹前から早稲田通りを走り、南善福寺に至る路線で、日産のUG690タイプの車両が活躍していました。他の関東バスの路線が殆ど、キャブオーバータイプになる中、早稲田通りは当時、一部に狭隘な区間があり、ボンネットタイプが残されていたものと思われます。
私自身は現役の頃の写真は所持していませんが、WEBサイトでは結構懐かしい写真を見ることが出来ます。その中でも1980年代の岩手県のバスの写真を集められたこちらのサイトの情報は今回、大変参考になりました。
また、保存されたボンネットタイプバスではいすゞの車両が多いそうですが、いすゞ以外のメーカーの車両もメーカー別に解説されており、思わず日産、日野、トヨタ、三菱の各車両の写真も大変懐かしく拝見致しました。
さて、今回の江戸東京たてもの園に保存されているタイプはいすゞの車両ですが、こちらに掲載されているタイプ(BX)などよりは一時代前の車両です。
元々はTXタイプのトラックがベースで1946年から製造されたTX80、1952年に登場した全輪駆動タイプのTS11、1963年登場のTSD40タイプがあり、1979年まで製造されました。
まさに、こちらに掲載されているタイプです。以前、東京貨物ターミナルの公開で国鉄バスに塗装で活躍していた車両とも同タイプです。
タイトルにもありますが、いすゞTSD43というタイプのようで、1968年式北村製作所製のボディと1979年式のトラックのシャーシを組み合わせて福山時計自動車博物館にて復旧したボンネットバスとのことです。
塗装は古の都営バスの塗装を復元してあるそうです。
説明板に以前の所有者は航空自衛隊境港気象観測班とありますが、今でも自衛隊のトラックなどで見る顔です。
一方、東京貨物ターミナルの公開で見かけたバスの方はいすゞTSD40というタイプのようで、ボディはやはり北村製作所製とのことです。「佐原街並み号」として運行されたこともあるようです。
最後まで読んで戴きありがとうございます。
上のリンクをクリックされると面白い鉄道記事満載のブログ村。もしくは鉄道コムに飛ぶことができます。
« 保存中の都電7500形 3 江戸東京たてもの園の7514号 | トップページ | 西武線各駅探訪 8 所沢駅 »
「バス」カテゴリの記事
- 大川端・佃島周辺を散策する part8 都03ルートで四ツ谷駅から晴海埠頭へ(2022.07.08)
- 小名木川に沿って歩く その1 都営地下鉄新宿線 東大島駅(2021.09.14)
- 2018年晩夏 長野県内の保存蒸機を見て歩く旅 111 軽井沢駅からJR関東バスにて碓氷峠を下る(2021.04.20)
- 2018年晩夏 長野県内の保存蒸機を見て歩く旅 12 塩尻駅あれこれ(2020.09.30)
- 芦屋町高浜町児童公園、およびその付近の興味深いこと(2020.09.07)
コメント