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2016年12月 9日 (金)

南入曽車両基地電車夏まつり2016 その3 2000系 2連

2016年8月20日に南入曽車両基地で開催された「電車夏祭り2016」、車両撮影会では2000系2連が4編成並べられました。

24_160820
2409f_160820
2403f_160820
2016/8/20 南入曽車両基地

車両番号は手前の編成が2409F、最奥ガ2403Fだったことと、ワイパーが助手席側にないことから5次車の2417Fや2419Fではないことまでは分かりますが、それ以上は分かりません。

生憎、偶数側の顔(クハ)が並んだため、特徴的な前パンスタイルではありませんが、如何にも新宿線の基地らしい撮影会となりました。

2連に関しては以前の記事でも触れましたが、2401Fから2419Fまでの10編成は以下のようにその製造の経緯から4,4,2のグループに分けられます。そして、2415F1986年3月23日、田無駅で発生した追突事故で被災し、廃車となりました。

クモハ (奇数車) クハ (偶数車)

2401F     1983.2.7
2403F     1983.3.1
2405F     1983.4.7
2407F     1983.5.12         

以上は2連として新製
    
2409      1983.6.13   + 2410 (ex. 2031)  
2411      1983.6.13   + 2412 (ex  2032)
2413      1983.7.13   + 2414 (ex  2033)
2415      1983.7.13   + 2416 (ex  2034)   田無事故で廃車

以上はクモハのみ新製、クハは8連化で余剰となったクハの転用

すべて所沢車両工場
田無事故後に補充

2417F   1988.3.15 所沢車両工場
2419F   1988.4.18  所沢車両工場

といった製造履歴を持っています。

2000_2_2420_160730_2

2000_6_2034_160731_3
クハ2420とクハ2034の運転台パネルの比較
クハ2420では受給電のランプがマスクされています。

クモハの電装は1C4Mであり、クハにMG,CPが装備されています。CPは当初AK-3が装備されていましたが、今は全車HS10に変更されました。

新製されたクハの台車は付随台車のFS072ではなくFS372Aを履いている点が特徴的で、後年転用されたクハも3000系から流用したFS372Aに履き替えられたそうです。

2000_2_2401_160704 2016/7/4 井荻 2401F先頭の2+8編成

2000_2_2402_160613 2016/6/13 井荻 2402最後尾の8+2編成

新宿線の2連の併結位置は8連に併結される場合、西武新宿よりと本川越・拝島よりの両パターンがあります。池袋線では飯能よりに限られているのと違い特徴的です。

2000_6_2011_160704 2016/7/4 花小金井 私にとって最後の2011Fの写真

2000系といえば昨年に続いて6両編成に廃車が出ており、2011F11月27日に新宿線系統での運用を終え、小手指基地に回送後、29日横瀬基地に回送されたそうです(関連記事)。昨年の2009F, 2013F, 2023F, 2025F, 2029Fに続いて6編成目、2000N系2097Fに続いての廃車となりました。

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コメント

B767−281様 お早うございます。2000系の2連面白いですね。もともとクハの電装計画はあったのでしょうか。国鉄なら同じ制御器や主電動機の方がいいので2Mになりそうものですが、私鉄の多くは単M車ようの制御器でオッケーなようです。4両の3M2Tもその点国電中心の私には珍しく思えます。

B767−281様 お早うございます。2000系の2連面白いですね。もともとクハの電装計画はあったのでしょうか。国鉄なら同じ制御器や主電動機の方がいいので2Mになりそうものですが、私鉄の多くは単M車ようの制御器でオッケーなようです。4両の3M2Tもその点国電中心の私には珍しく思えます。

こんばんは。

2連は2M化する気満々な構成で出てきたのが印象的でしたね。元々MT比が1:1では厳しい設計なので、4連では3M1Tという微妙な仕様になりましたし。

この南入曽は私も少しだけ行ったのですが、旧2000系がずらっと並んでいたのに、「やったな」と思ったのが思い出されます。次回はもう並べるだけ旧2000が居なかったりして・・・。

細井忠邦さま、おはようございます。

同じ関東の私鉄で東武の8000系の場合は、徹底的にMT比=1:1に拘っているのに対して、西武2000系の場合は6M2T,4M2T,3M1T,1M1Tと一定でない点が特徴的ですね。
101系の場合は、M1M2方式の制御方式で1Mは誕生しなかったに、2000系では1M1Tになりとその辺の変化も面白いですね。

MiOさま、おはようございます。

仰るようにこうやって壮観な2000系の並びを見ることが出来るのもそんなに長くはないかも知れませんね。

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