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2017年1月21日 (土)

西武線各駅探訪 10 西武秩父駅

今回の西武線各駅探訪は西武秩父線の西武秩父駅です。

所在地は埼玉県秩父市野坂町一丁目16-15です。

141108 2014/11/8 駅名標に秩父鉄道の駅名影森があるのも特徴

開業は1969年10月14日、西武秩父線の開業と共に駅も開業しました。当初は秩父鉄道の秩父駅に隣接して建設という構想もあったようですが、埼玉県立秩父農工高等学校を移転させることで空いた広大な跡地に駅を設置することになったそうです。対都心輸送の競合から秩父鉄道の強い反対もあったそうです。

1989年4月1日に秩父鉄道との間に連絡線が出来、西武線から長瀞、三峰口方面への乗り入れが開始されました。

141108_2 2014/11/8 行き止まり線路
西武秩父線は吾野を起点に19kmです。左下方に秩父鉄道の御花畑駅が見えます。

三峰口方面の列車は、西武秩父駅に入線後、スイッチバックして出発、一方長瀞方面の列車は、

160805 2016/8/5 御花畑駅から

左上が西武秩父駅 西武秩父線から長瀞方面の列車は西武秩父駅には停まらず、左手の連絡線を通って、御花畑駅に直接入線します。

160805_3 2016/8/5 御花畑駅  右手のホームが西武線直通ホーム 奥が長瀞方面

4000_4015_161105 2016/11/5 横瀬

4000_4012_161105_2 2016/11/5 横瀬

飯能方面からの秩父鉄道乗り入れ列車4000系は、ひとつ手前の横瀬駅で三峰口行きと長瀞行きに分割され、続行運転で西武秩父駅に向かいます。

160805_2 2016/8/5 武甲山

駅からは秩父を代表する武甲山がよく見えます。10000系NREが停車している1番ホームは特急専用ホームです。

2016年5月28日、秩父鉄道のSLパレオエクスプレスが初入線し、三峰口行きとして出発しました。私は生憎、見に行くことは出来ませんでしたが。

2017年3月25日のダイヤ改正で土曜、休日は40000系によるS-Trainが副都心線経由で元町・中華街駅まで運転されることが先日、発表されました。

2000年には「関東の駅百選」に選定されました。

1991年4月23日には駅構内商業施設として西武秩父仲見世通りが開業しましたが、2015年7月、リニューアルと複合型温泉施設「西武秩父駅前温泉 祭りの湯」の整備のため閉店となり、この春開業に向けての準備が進められています。

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コメント

B767-281様こんにちは。秩父は好きな場所で、一年に一回は行きます。昨年に行った時には、まさに工事中で、仲見世が無くなって寂しかったです。復活が待ち遠しいです。何でも秩父から軽井沢に抜けるプランもあったと聞いたことがあります。話は飛びますが、困民党の辿った道を考えると、軽井沢方面はそんなに遠くないですね。今となっては、新幹線が通り延伸は夢物語かも知れませんが、本格的な観光特急が池袋と軽井沢を結んだら乗ってみたいな、と思います。

細井忠邦さま、おはようございます。

そうなんですね、地図で眺めてみると池袋と秩父の距離よりも、秩父と軽井沢を結ぶ直線距離の方が短いのですね。

もちろん、その間に越えなければならない高低差はあるようですが。

わたしも秩父~軽井沢のルートが開ければと密かに期待はしています。

こんばんは。
西武秩父線に乗りますと、高度成長期の大手私鉄が開発に意欲を燃やしていたとは言え、よくこの山深いところに鉄路を敷いたものだと感心します。
正丸トンネルは私鉄最長だったと思いますし、各駅に交換設備を設けて一定の線路容量を持っているのも“鉄道に夢があった時代”の成せる技なのかと感じます。
肝心の貨物輸送は廃れてしまいましたが、斬新なデザインの001系が颯爽と走る様子は、関東の私鉄の名所の一つではないでしょうか。
秩父鉄道からすれば、自社のエリアに大手が割り込んできたことになりますし、感情的にも受け入れ難いものだったのかと思います。
相互乗り入れも縮小傾向で、この先もなかなか密な連携はなさそうですね。
こちらの記事で西武秩父駅の広さを思い出し、改めて私鉄のパワーを感じました。

風旅記 さま、お久しぶりです。

そうですね。まさに、秩父鉄道が開発してきた領域に西武鉄道が割り込んでいったという感じがしますね。西武の場合、本来の目的は秩父に留まらず、もっと先の軽井沢にあったという話も聞いていますが。

こんにちは。
軽井沢はコクドが開発していましたし、火のないところに煙は立たず、何かの構想や検討はあったのかもしれません。
吾野を過ぎ正丸峠をトンネルで貫くだけでも十分に山岳路線ですが、この先軽井沢までとなれば、もし実現していたならばかなりの山岳路線になっていたのだろうと想像しています。
路線が延伸されるという夢のような楽しい話がたくさんあった時代、少し羨ましくもあります。

風旅記 さま、おはようございます。

今でもしなの鉄道軽井沢駅前には東京西部で見慣れた西武バスが発着していますが、まさにこの地は西武系列のコクドが開発したことを物語っているように感じます。

秩父から軽井沢まで鉄道を延伸する話はさすがにもはや消えていると思いますが、まさに壮大な夢だったと思います。

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