幕張車両センターフェスティバル(マリフェス)2016 その1 E130形気動車
2016年11月26日、JR東日本幕張車両センターで開催された通称「マリフェス」、prologueに続いて、第1回は2012年2月1日から久留里線に投入されたE130形100番台について触れようと思います。
キハE130系はキハ110系に続く一般形気動車として製造され、2007年1月19日から水郡線に投入されました。両運転台のキハE130形、片運転台で2両固定編成を組むキハE131形、キハE132形からなっています。
2014/12/7 玉川村
水郡線で活躍中のキハE130系
手前の赤い車両がキハE130、後の青磁色がキハE131とE132
車体はE231系電車の構造を踏襲したステンレス製軽量構体で、定員を増やすために幅広とし、客用扉は幅1300mmの両開き扉を片側3か所に設置しました。裾絞り構造とし、側出入り口部は靴ズリを延長して車体とホームの間隙を小さくしました。前面はFRP製、連結面間距離は20,000mmとしました。空調は集中式AU732形を屋根上に搭載しています。
室内は0番台がセミクロスシートなのに対して、100番台はオールロングシートです。キハE130形の場合、0番台にはトイレが設けてありますが、100番台はありません。全車両(101-110の10両)が新潟トランシス製です。
駆動用のディーゼルエンジンはJR北海道のキハ150形が搭載しているN-KDMF15HZをベースとしつつ、排気中の窒素酸化物 (NOx) や粒子状物質 (PM) を低減できる「コモンレール式燃料噴射装置」などを採用したコマツ製の新型ディーゼルエンジン SA6D140HE-2(JR形式 DMF15HZ、定格出力 450PS/2,000rpm)を採用しています。
2014/1/2 横田
久留里線で活躍中のキハE130-110 ラストナンバー
車体重量は増加しましたが、変速機の性能向上によりキハ110系とほぼ同等の駆動性能を確保し、同系列との併結運転も可能です。台車は軸梁式のボルスタレス台車 DT74形(動力台車)・ TR259形(付随台車)です。
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