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2017年1月 2日 (月)

2017年新年のニュースから 第二青函トンネル構想など

関東地方は日差しにも恵まれ、穏やかな元日となりました。

海外では1日未明、トルコ・イスタンブールでサンタクロースの服装で武装した何者かがナイトクラブを襲撃し、少なくとも39名が死亡するという痛ましい事件がありました。

先日はベルリンのクリスマスマーケットにトレーラーが突入しましたが、海外におけるこういった一般市民が犠牲になるテロ事件は頻度を増している気がします。

1月20日
にはアメリカでトランプ新大統領が就任し、今年はフランスの大統領選挙、ドイツの連邦議会選挙も予定されています。

酉年は昔から政変が多い年だという記事も先日、読みました。

2005年 小泉内閣郵政民営化解散
1993年 細川内閣誕生、自民党55年体制終焉
1969年 大学紛争激化、東京大学入学試験中止
1945年 第二次世界大戦終結
1933年 日本、国際連盟脱退、ヒトラー首相就任、ナチス一党独裁体制
1921年 原敬首相、東京駅で暗殺
1909年 伊藤博文、ハルビンで暗殺

そういった政治の話とは別に、正月には新駅の誕生とか、新線の開通、計画といったニュースをよく目にします。山手線の田町~品川間に2020年までにできる新駅のニュースも最初は何年か前の正月の新聞記事で見た覚えがあります。

今回の記事は津軽海峡に第2青函トンネルをという記事でした。

Eh8004_151222_2 2015/12/22 蟹田 EH800-4号機

2016年3月の北海道新幹線開業で青函トンネルは新在共用のトンネルとなりました。このために新幹線は在来線貨物列車とのすれ違いの際に風圧による事故を防止するため,140km/hの速度制限があります。これでは新幹線のスピード効果が出せないので、青函トンネルの西側、100~250mに延長57.0kmの第二青函トンネルを建設するというものです。貨物列車向けの単線トンネルで工期は15年、工費は3900億円を予定しているとのことです。

鹿島建設や大成建設などの大手建設会社と。民間コンサルタントなどによる「鉄道路線強化検討会」が2年ほど前から複数の案を検討し、昨年夏に構想をまとめ、発表したものだそうで、この時期、ニュースになるのは年の初めにこういったニュースが合うからだと思われます。

単線トンネルであることと、既存のトンネルの横に掘ることから地質などの条件が分かっているため調査費用、工期が短縮可能というメリットがあります。札幌まで開業した時点で青函トンネルの速度制限が解消されればという思惑もあるのでしょう。

札幌までの延伸開業の時期が2035年から2030年に前倒しが検討されているという記事もありますが、これだけの工期がかかるのは整備新幹線の建設費用のうち、国や地方自治体の単年度の負担額を抑えるため、工期を20年以上に設定したそうです。

果たして北海道新幹線の高速化(140km/hから260km/h)のためだけにもう一本トンネルをつくる必要があるのか私は疑問に思えます。

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コメント

B767-281様こんにちは。暖かいお正月でありがたいですが、ちょっと拍子抜けですね。政変の多い酉年ですか!日本も良い方向に行ってくれたら嬉しいですが。青函トンネルもう一本ですか!馬鹿げているとしか思えませんね。北海道は不採算の名の下にローカル線を切り捨てているのに。まあ、分割民営化の行き着くところですが。儲けや競争第一でなく、もっと人を大事にする日本にしたいですね。前に話題になったリニアもそうですが、やはり不要不急だと思います。

細井忠邦さま、おはようございます。

やはりそう思われますか。
竜飛の青函トンネル記念館を訪問すると、青函トンネルの維持のために、常に水を汲み出しているのが分かりますが、あの維持費もかなり大変なものだと思います。
もう一本トンネルを掘れば、その分維持費も増えるわけで、そこまでして、北海道新幹線のスピードアップの価値があるのかと考えれば、答えはNoかなと思います。

あと、昨年12月にプーチン大統領が来日した際にも話題になった、シベリア鉄道との接続なんて話もありましたが・・・
今の北海道の経済を考えてもちょっと難しい話かと思います。

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