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2017年2月20日 (月)

都営地下鉄新宿線~京王線に乗って 1 都営10-300R形の引退

これまで拙Blogでは京王線~都営新宿線系統の話題は触れたことがありませんでした。

井の頭線は大学の1,2年時代、毎日のように利用していたのですが、京王線の方は1967年から1968年の小学6年の頃、下高井戸~明大前間で利用したくらいで、あとはあまり乗る機会はありませんでした。

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10339_170210_5 2017/2/10 大島 

39Tは9:20大島止まりの運用で既に表示は回送になっています。先頭車2両と中間車での側面のスタイルが全く異なります。

10330_170211_6

今回は都営の珍車、10-300R形がいよいよ引退と言うことで久しぶりに京王線~都営地下鉄線で撮影を試みました。10-300R形はその最後の編成(10-330)がFINAL RUNということでステッカーを表示して走り出したのが2月3日から、そして2月14日に最後の営業走行を終え、17日に相模線の若葉台検車区の廃車回送されたとのことです。

10339_170211 2017/2/11 若葉台 10-300R形10-330編成

10389_170211 2017/2/11 京王よみうりランド 10-300形10-380編成 比較のため

都営地下鉄新宿線は開業時から10-000形が導入され、2005年5月14日のATCと列車無線の更新時には試作車で30年、初期車は25年以上が経過し、車体の老朽化が進んでいました。都営地下鉄は10-000形の置き換えのため、10-300形を導入しますが、最初の6編成(第31~36編成)については、当初6連だった10-000形第01~18編成の8連化の際に増備された1986年製の14両および1988年製の22両のオールステンレス車を更新改造、先頭車のみ保安装置の更新のため交換する方法を採りました。このときに製造された12両の先頭車(10-310~10-360、10-319~10-369)が10-300R形と呼ばれました。Rは改修のrepair もしくは改造のreconstructionの頭文字に由来するとのことです。

10339_170211_2 2017/2/11 橋本

10-300形については次回以降の記事で触れますが、10-300R形は10-000形と編成を組むため、行先表示・運行番号設定器や空気式のドアエンジン、ドアチャイム、自動放送機器などを10-000形7・8次車(10-250F~10-280F)と同様の機器としました。TIMSモニタ画面は搭載されず、フルカラーTNS装置モニタ画面のみが搭載されました。車内案内表示器も10-000形7・8次車と同様に千鳥配置で設置され、車椅子スペースも両先頭車のみに設置されました。10-000形の低圧補助回路は三相交流200Vですが、10-300R形の補助回路には三相交流440Vを使用するため、昇圧変圧器を設置しています。

登場時、10-300R形は経年の低い10-000形3編成分と組むため、10-300R形をデビューさせるためには10-000形3編成が必要となり、10-300形はATC更新までは営業運転に就けないため、10-300R形先頭車を暫定的に10-000形中間車6両と組ませることにしました。

10-310F 10-310+10-010F中間車6両+10-319
10-320F 10-320+10-070F  〃   +10-329
10-330F  10-330+10-080F   〃       +10-339
10-340F 10-340+10-160F  〃   +10-349
10-350F 10-350+10-180F  〃   +10-359
10-360F  10-360+10-060F  〃   +10-369

ATC更新が終了し、10-300形が増備され、編成に余裕がでた時点で、正規編成化がなされ、組み込まれた中間車に関しては以下の改修がなされ、改番されました。
正規編成化の時期はそれぞれ

    10-310F:2005年9月
    10-320F:2005年11月
    10-330F:2006年3月
    10-340F:2006年6月
    10-350F:2006年9月
    10-360F:2006年12月 でした。

1)補助電源装置である静止形インバータ (SIV) の新設 (10-3x2・10-3x6・三相交流200V出力・容量210kVA)
2)パンタグラフの1基化 (10-3x5)
3)つり革を先頭車と同一のものに統一
4)先頭車と同様の車内案内表示器を千鳥配置で新設
5)車内スピーカーの更新と車外スピーカーの新設
6)種別表示器を塞ぎ、行先表示器を拡大し種別・行先一体表示のLED式への変更
7)火災対策として床敷物を塩化ビニル材からゴム素材に変更し、天井の一部については更新。戸当たりゴムを黒に変更。

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昭和61年製造の銘板が示すようにレトロな雰囲気が漂う10-000形由来の車内

10-300R編成と10-300編成の先頭車の違いは

帯の配色 (上の写真のように)10-300形は青(運転室まで)の下に太い黄緑、さらに青が下に入るのに対して、10-300R形は青(運転室まで)の下に細い黄緑で、乗務員室扉まで帯がかかっています。

走行機器、ドアチャイム、ドアエンジンや開閉動作が10-300形はJR東日本E231系500・800番台とほぼ同じなのに対して、10-300R形は10-000形と同じです。

10330_170211_3 2017/2/11 橋本

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10339_170211_24 2017/2/11 京王多摩センター

10-300R形の廃車は2015年度から開始され、2015年度に10-340、10-350編成がまず廃車となり、2016年度には10-310、10-320、10-360編成、そして最後まで残った10-330編成が先日廃車となり、形式消滅となりました。

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コメント

B767-281様今晩は。久しぶりのお湿りで空気の乾燥もなくなり良い感じです。さて京王線界隈にようこそお越しくださいました^_^10-300R最後は呆気なく去って行った感じです。木に竹を継いだようで、中間車の老朽化が進行したらどうするのか?と思っていましたが、運命を共にするとは。201系亡き今あのチョッパサウンドも風前のともし火でしょうか。京王電鉄
方も間も無く新5000系が現れて久しぶりに変化がありそうです。巷では7000系に廃車が出るのでは?との声も有りますが、VVVFにしたばかりですから、私はそれはどうかな?と思います。話が広がり失礼いたしました。

細井忠邦さま、おはようございます。

まさに、京王線は細井さまのホームグランドですね。
10-300Rの逝き方、私も最後の1編成しか追っかけられませんでしたが、あっという間でしたね。
未だ、10-000系の方が数編成残っており、あの独特の顔の電車もしっかり記録しておかなくてはと思います。
それにしても京王線と井の頭線、成り立ちが別の会社とは言え、軌間が違うといのも面白いですね。

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