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2017年2月10日 (金)

下関総合車両所一般公開 鉄道ふれあいフェスタ 2016 その3 クモハ42001

2016年10月15日、幡生の下関総合車両所の一般公開、今回は同所の名物的車両クモハ42001の紹介です。

42001_161015_5 2015/10/15 下関総合車両所

42系電車と一般的に総称されるグループは1933年(昭和8年)から1935年(同10年)にかけて鉄道省によって製造された20m鋼製・2扉クロスシート車です。

モハ42001-013
モハ43001-037
モハユニ44001-005
サロハ46100-103
クハ58001-025
クロハ59001-021                   の105両から構成されます。

42001_161015_3

モハユニ44形のみが横須賀線に投入され、それ以外は1934年7月20日の吹田~須磨間の電化に伴い、京阪神地区の東海道・山陽線に新製投入されました。

当時、すでに京阪神急行電鉄が開業し、京都~大阪間には新京阪電気鉄道も開業しており、短編成による高頻度運転でこれら私鉄に対抗してゆこうと考えました。

42001_161015
モハ42形は増結用の両運転台車で、定員104名(座席68名、立席48名)です。

42001_161015_7 車内も解放されていました。

42002,42004,42006はパンタグラフが偶数向きに設置されました。

42001_161015_10
かつて西武のクハ1411形などでよく見た全幅の1/3運転台

42001_161015_12

42001_161015_15

その後、太平洋戦争の勃発などで扉を増設し、3扉、4扉に改造される車両もありましたが、42001は小野田線に残り、単行で運転できることから重宝され2003年3月まで本山支線での活躍が許されました。

42001_161015_35
現在も車籍は残っているとのことです。

電動機は当時のスタンダードMT15C、出力100kW、主観制御器はCS5です。

42001_161015_2
台車はDT12です。

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コメント

B767-281様今晩は。クモハ42残っているだけ奇跡ですね。本格的20メートル電動車として、当時は関東のファンから垂涎の存在だったようです。電車のアルバム1を見ると登場当時の凛々しい姿を拝むことができます。東海会社のモハ63に対抗して^_^前面も2枚幌、ガーランドベンチレータに戻して京都の博物館入りしてほしいです。

細井忠邦さま、おはようございます。

こと電車の歴史においては、この42系や流電のモハ52のように関西における私鉄との激しい競争から歴史に名を残す名車と言いますか、関東ファンから見るとあこがれの車輌が関西に登場していますね。

もちろん、今もその流れが続いているように感じます。

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