都営フェスタ2016 in 三田線 その2 工場内見学 part2
昨日の記事のつづきです。
6300形の車体は軽量ステンレス車体でJR東日本209系車体用に開発された2シート貼り合わせ工法を採用しているそうです。連結面はビード構造の外板とし、妻面窓が設けられています。
先頭車の先頭部はFRP(Fiber-Reinforced Plastics:繊維強化プラステック)製でステンレス色の塗装が施されています。
1次車 6301~6305編成 1993年度製
2次車 6306~6313編成 1994年度製
3次車 6314~6337編成 1999年度(6336まで)2000年度(6337)
入場中の車両は6312編成でした。
VVVFインバータ装置 素子冷却ユニット
走行機器は
1次車 三菱電機
2次車 日立製作所 GTOサイリスタ素子によるVVVFインバータ制御 (T-INV6)
3次車 三菱電機 IPM-IGBT素子によるVVVFインバータ制御 (T-INV6A 2500V/500A)
素子冷却方式は
1次・2次車では冷媒(パーフロロカーボンクーラント)を使用
3次車では列車走行風を利用した自然通風ドライパネル冷却方式となりました。
CPは浅草線5300形と同じく横型低騒音タイプのレシプロ式C-2000LB形で、電動機には三相誘導電動機を採用しています。
写真はありませんが、補助電源装置はIGBT素子によるSIVで出力は三相交流440V、補助用回路には変圧器により、単相交流200V、整流器で直流100Vを出力します。
1次車は東芝製、2次車は東洋電機製造製の170kVA出力品を、3次車は三菱電機製の150kVA出力品を搭載しています。
奥に台車枠も見えます。
6300形の台車は浅草線用の5300形と同じコイルばねを併用した筒形積層ゴムプッシュ式の空気ばね台車です。近畿車輛製・動力台車:KD-308形、交通局形式:T-6A/付随台車:KD-308A形、交通局形式T-6B形)。
1両の電動車から取り出された主電動機が4個 、1編成3M3Tなので、12個となります。
1・2次車は1台の制御装置で180kW/h出力の主電動機4台を制御する1C4M制御方式、一方、3次車は1台の制御装置で2個の主電動機を制御する1C2M方式2台搭載(1C2M2群制御)となっています。3次車は2003年より順次純電気ブレーキ対応に変更されました。
ブレーキ装置は電気指令式空気ブレーキを採用しており、本形式ではATO運転時のブレーキの応答性を高めるため、台車中継弁を設置しています。
保安装置はATC/ATO装置を搭載しており、空間波無線(SR)などのワンマン対応機器も搭載されています。
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