Frankfurt am Main Airportでのspotting 16 Pan Am 747 part2
昨日に引き続いて1989年5月のフランクフルト・アム・マイン空港でのPan Am Boeing747の記録、今回も747-100型です。
1989/5/6 FRA N748PA? cn 19652 ln 26 Boeing 747-121
最初の写真の機体は生憎、レジが判別出来ません。2階席の窓が3つなので恐らく-100と思われます。
愛称の表記を拡大して見たのですが、Clipper **** of the *****でしょうか。
塗装はいわゆるビルボードタイトルの試験塗装でWikipediaに写真のあるN748PAかもしれません、愛称はClipper Crest of the Wave (波の紋章)で、私が撮った写真の機体もそのように読める気もします。N748PAは1970年3月13日に納入され、後年、貨物機にコンバートされ、1993年にリタイアしています。
N4710U cn 19755 ln 61 Boeing 747-122 1989/5/6 FRA
この機体は最初、United Airlinesが購入した機体でCustomer Codeは22です。1970年8月8日に納入されました。Upper deckの窓はUnitedの間に3個から10個に増加改修されたようです。1985年12月26日にPan AMが購入しています。1991年12月5日にGE Capital Corporation(GECC)に売却され、1994年7月24日からPolar Air Cargoが使用(N850FT)していましたが、すでに解体されています。
N725PA cn 19898 ln 94 Boeing 747-132(SCD) 1989/5/6 FRA
この機体も最初はDelta Airlinesに1970年11月18日に納入(N9898)され、1975年3月11日にBoeingに戻され、同16日にChina Airlinesが購入(B-1860)、1984年4月6日からGuiness Peat Aviation (GPA)が所有(EI-BOS)、1984年5月1日からパンナムにリースされ、この時にSide Cargo Doorが装備されました。1991年4月10日からEvergreen International Airlines(N479EV)、6月10日からはGaruda Indonesiaがリースし、1992年10月から貨物機(SF)としてEvergreen International Airlinesが使用、すでにリタイアしています。Evergreen時代は山火事などに対処する空中消火活動用にスーパータンカーとして空中に水と消化剤の混合された消化液を投下する役割が与えられていました。余談ですがJALが使用していたJA8086(Boeing747-446)も売却後スーパータンカー(N744ST)に改造され活躍中とのことです。
塗装はビルボードタイトルになる前のスタイルです。
最後まで読んで戴きありがとうございます。
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コメント
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B767-281様こんにちは。やはり窓にラインの塗装いいですね。DC8の時の発注遅れが祟って日本航空はDC7Cで太平洋線の運行を一年間しなければならず、苦労し、その反省のもと747を早期発注したのでした。デルタも同様に初期に100を導入しましたが、大き過ぎてすぐに手放しています。それをパンナムが買い取った訳ですね。ボーイングの場合カスタマーコードで出自が分かるのである意味便利ですね。後にデルタはノースを飲み込んで、また747〔400ですが〕を運行するようになったのも面白いと思います。
投稿: 細井忠邦 | 2017年2月26日 (日) 15時32分
細井忠邦さま、おはようございます。
Pan Amがビルボード塗装を登場させる前はチトーラインの塗装が旅客機塗装の定番でしたね。
私もDC-7C、Seven Seasと言う意味だったこともあとで知りましたが、JALはPan AmとJet導入では差を付けられ、苦戦した歴史がありましたね。
Delta, Americanなども最初は747を運航していましたが、キャパが大きすぎたのか、手放して行き、アメリカの航空会社でも747を飛ばしていたのは、UA,NWなどの太平洋線を運航する会社に限られてしまいましたね。
投稿: B767-281(クハ415-1901) | 2017年2月27日 (月) 06時21分