Frankfurt am Main Airportでのspotting 17 Pan Am 747 part3
3日連続になりますが、今回も1989年5月のフランクフルト・アム・マイン空港でのPan Am Boeing747です。
今回は-200B型です。一昨日の記事で記述しましたが、Pan Amは-100型以外に-200B型を10機運航していました。
表1 Pan Am が運航した10機の747-200B型のリスト
それらは表1に示すような構成で、カスタマーコードからPan Amが発注したのは貨物機2機N804PAとN805PAの2機でこれらはいずれも後年JALに売却され、JA8165,JA8160として登録されました。
さらに貨物機としてN535PAがありますが、1973年4月27日にWorld Airwaysに納入され、1974年10月20日からPan Amで運航され、1979年12月21日は再びWorld Airwaysに戻り、その後Malaysia Airlines, Viasa, National Airlines, Flying Tigers, Air India Evergreen, Saudiaなどで活躍し、最後はEvergreen International(N471EV)として2012年12月に引退しました。
あとの7機はすべてカスタマーコードがから分かるようにシンガポール航空が発注した機体でした。
N727PA cn21162 ln 283 Boeing 747-212B 1989/5/6 FRA
私がフランクフルトで撮影した-200Bの1機はこの写真のように眼下に駐機していた機体で愛称しか写せませんでしたが、N727PAと判別出来た機体でした。機体全体の写真はこちらにあります。
この機体の履歴は
1976/3/30 Singapore Airlines 9V-SQE エンジンは4x PW JT9D-7J
1983/7/11 Boeing (N747BH)
1984/6/26 Pan Am (N727PA)
1992/8/21 Nationair (C-FNXP)
1992/10 Garuda Indonesia
1993/1/21 Cathay Pacific
1993/4/22 Potomac Capital Investiment Corporation
1993/12/1 Tower Air (N514DC)
1994/6/13 Air Club International (C-GCIH)
1996/1/22 Tower Air (N620FF)
2002/1/17 Tranjet Airways (SE-RBN)
2004/1/12 Northeast Airlines (3D-NEE)
2007/5/1 Jet Midwest Inc (N981JM) Preserved となっています。
N728PA cn 20712 ln 218 Boeing 747-212B 1989/5/6 FRA
こちらは愛称はClipper Water Witch で、履歴は
1973/7/31 Singapore Airlines 9V-SIA エンジンは4x PW JT9D-7J
1979/11/30 Flying Tiger Line N747TA
1982/1 Tiger Line N747FT
1983/3/25 Pan Am N728PA
1991/5/1 Evergreen International Airlines Cargo SF化改造 N485EV
1992/5/16 Saudi Arabian Airlines
2002/4/7 Evergreen International Airlines N485EV 2013年12月にリタイア
残念ながらFRAでは747-SPは撮影できませんでしたが、僅か1日弱の撮影期間に-100,-200B合わせて6機の747を撮影することが出来ました。
最後まで読んで戴きありがとうございます。
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コメント
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B767−281様今晩は。今回の様に連続でのご紹介もいいですね。ここには登場しませんが、SPはなかなか面白い飛行機ですね。胴体を短縮すれば航続距離は伸びる、というのは解りやすいですね。私の場合本格的に飛行機を撮影する様になったのは国鉄の分割民営化の後ですので、ユナイテッドのSPにもうなっていました。後はイラン航空の機体は何度も撮影しています。連想ゲームではないですが、707の中に−138とくカンタス向けの機体があり、なぜか−120シリーズなのに胴体が短かったのです。720という妙な機種もありましたが、−138は不思議な存在でした。最近はどちらかと言えばダグラスがお得意だったストレッチの方が多いようですね。747も−8(これもー800でないのが不思議)で胴体伸びましたね。でもサイズが中途半端なせいか、747自体が製造中止になりそうです。いろいろな機種がいて欲しいのですが、商売となるとそうもいかないようです。
投稿: 細井忠邦 | 2017年2月27日 (月) 21時54分
細井忠邦さま、おはようございます。
707シリーズの-138、オーストラリアの特殊性というかカンタスの要望で実現した短胴化による航続距離延伸タイプ、言うなれば707-SPでしたね。私も見たことはありませんが、話に聞いたことはありました。
747-SPはUnited, American, Iran, 中華、などは成田で撮影しましたね。FRAではイランだけでした。
アメリカ以外の国・地域は政治情勢などで寄港地が限定されていてSPによる航続距離確保を狙ったものでしたね。
最近、単独トピックが多くなり、それらを挟むと繰り返している話題の間隔が伸びて、次に何を話題にするのか忘れてしまうので、憶えているうちにまとめておこうというのが今回の魂胆です(笑)。
投稿: B767-281(クハ415-1901) | 2017年2月28日 (火) 05時26分