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2017年3月 7日 (火)

小菅の複々線を走る様々な列車達 東武の車両編 10 20000系

新形式70000系の登場で終焉を迎えようとしている20000系が登場したのは1988年1月でした。

2000_2411_151206_fs
20000系が登場するまでの東武側からの日比谷線乗り入れ車輌はこの写真(2015年の東武ファンフェスタで展示写真)の2000系でした。私も高校時代、東急東横線にお世話になっていたので何度か乗車経験がありました。
20000系の営業開始は1988年3月25日で、東武初の軽量ステンレス構体を持ち、AFE(自動界磁励磁制御、Automatic Field Excite Control)サイリスタチョッパ制御車として、1992年3月までに8両13編成が製造され、2000系は1992年8月の改正で引退しました。

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クハ21800 モハ22800 モハ23800 モハ24800 モハ25800 モハ26800 モハ27800 クハ28800
      Tc1            M1            M2           M1            M3              M1            M4
                     CHOP     SIV, CP      CHOP       CP, CP        CHOP         SIV 

20000_21801_151206 2015/2/6 越谷

21802_130113 2013/1/13 中目黒

日比谷線乗り入れ規格に準拠した18m3扉車体で扉間に2連一組の一段下降式ユニット窓が配置されました。

20000_28803_170113 2017/1/13 西新井

前面はボディと同色のFRP一体成形で運転士側の窓を大型化し、車体右端部に非常用開戸が設けられました。

20000_28804_160514 2016/5/14 中目黒

20000_21805_161118 2016/11/18 小菅

室内はオールホワイト、キャンバス模様の壁面、ブラウンの床、ミルキーホワイトの天井と9000系と同じ仕様とし、座席の色はグリーンにしました。

21806_150429_3 2015/4/29 小菅

冷房装置は集約分散型のRPU-4019(13,500kcal/h)を各車両3基搭載し、屋根上のFRP製キセは客室換気用吸い出し式通風機及びモーター冷却用風取り入れ用主電動機冷却押し込み通風機を収めて一体化されました。

28807_120901 2012/9/1 五反野

Tm83_151206_2 2015/12/6 東武ファンフェスタでの展示 TM-83電動機

主電動機は10000系と同じ直流複巻補極補償巻線付きTM-83(140kW)、駆動装置は撓み板を用いた中空軸平行カルダン方式TD-81、歯数比は87:16(=5.44)です。制御装置は1C8M方式の自動界磁式主回路チョッパ制御で東洋電機製AFE2をM1車に搭載しました。

20000_28808_160206_3 2016/2/6 西新井

SIV方式の補助電源装置を搭載し、サービス電源三相交流220V60Hzを提供します。さらに直流100Vに変換して制御装置、戸じめ機・ブレーキ装置などにも電源を供給します。CPはHS-20CをM2車に1基、M3車に2基搭載しました。パンタは下枠交差式PT-4815がM1車に搭載されました。

20000_28809_160708_3 2016/7/8 春日部検車区 21809Fは休車中 2014年2月の重要部検査以来とのことです。

台車は東武初のボルスタレスSUミンデン空気バネ台車TRS-87M (住友金属SS-107)・TRS-87T (同SS-007)を履きました。牽引装置は一本リンク方式、基礎ブレーキ装置は片押し式でブレーキ装置は回生ブレーキ付き全電気指令式空気ブレーキHRD-2です。東武線内ATS、日比谷線内ATCに対応すべく一体形ATS/C装置が搭載されました。

20000_21810_160708 2016/7/8 西新井

21811_160312_2 2016/3/12 西新井

年次変化は1990年以降(21809F以降)にラジオ受信装置が装備されたこと、1991年以降(21812F以降)つり革の形態が丸型からお結び型に変わったことがあげられます。

28812_150429 2015/4/29 北千住

20000_21813_150530 2015/5/30 小菅

改造工事

2003年10月から日比谷線の信号保安設備がWS-ATC(地上信号方式)からCS-ATC(車内信号方式)に切り換えられたため、対応工事が実施されました。

21801F 1988.1    東急車輌
21802F  1988.2    アルナ工機
21803F  1988.12  アルナ工機
21804F  1989.1    アルナ工機
21805F  1989.9    東急車輌
21806F  1989.10  東急車輌
21807F  1990.1    アルナ工機
21808F  1990.1    アルナ工機
21809F  1990.9    東急車輌
21810F  1991.2    アルナ工機
21811F  1991.3    アルナ工機
21812F  1991.7    東急車輌
21813F  1992.3    アルナ工機

以上、鉄道ピクトリアル誌2008年臨時増刊号 No799の記事を参考にしました。

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コメント

B767さん、こんばんは(^^)そうそう!!東武側の日比谷線乗り入れ車両って、初代は2000系でしたね(^^;)

マスダっち1971さま、おはようございます。

わたしも写真は撮っておらず、見ただけなんですが、東急の7000系、東武の2000系、そして営団の3000系といったメンバーでしたね。

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