常磐線 水戸~平間開業120周年
3月3日金曜日、荒川沖から友部へ向かう際に中線にE657系K15編成が停車しておりました。
ダイヤ改正を翌日に控えた動きかなと思って車体をよく見ると
側面に大きな120と図案化されたステッカーが付いています。
常磐線開通120周年は既に昨年12月に終わったのではと思いましたが、よく見ると水戸~いわきとあります。
調べてみると水戸から北へ伸びた線路を磐城線と言い、1897年2月25日に水戸~平間が開業したのですね。
それに伴い、佐和駅、大甕駅、下孫駅(現在の常陸多賀駅)、助川駅(現在の日立駅)、川尻駅(現在の十王駅)、高萩駅、磯原駅、関本駅(現在の大津港駅)、勿来駅、植田駅、泉駅、湯本駅、綴駅(現在の内郷駅)、平駅(現在のいわき駅)開業が開業しています。
磐城線はその後、8月29日、平~久ノ浜が開業、これに伴い、草野駅、四ツ倉駅、久ノ浜駅が開業しました。
11月10日には北から中村~岩沼間が開業、それに伴い、中村駅(現在の相馬駅)、新地駅、坂元駅、吉田駅(現在の浜吉田駅)、亘理駅が開業しました。
一方、同年5月17日には土浦線亀有駅が開業しました。また12月27日には土浦線金町駅も開業しました。
まもなく2011年3月11日の東日本大震災、そして福島第一原子力発電所事故から6年を迎えますが、常磐線の復旧はかなり進みましたが、福島原発の廃炉に向けた作業は困難を極めた状態と想像されます。
それでもこの地震国で原発の再稼働はどんどん進み、海外にまで原発を輸出しようというまさに原発事故などなかったような動きが見られることが信じられません。
2016年12月10日時点で、常磐線の不通区間は竜田~小高間となっていますが、小高~浪江間は運転再開に向けた試運転が始まったそうです。さらに富岡~竜田間も今年中に再開との見通しが示されており、残すところはまさに福一の横を通る浪岡~富江間となります(参考記事)。
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B767-281様お早うございます。常磐線の全線運転再開や避難地域の解除などめでたい話のように取り上げられていますが、おかしいな、と思っています。福島第一原発の事故は、下の方がどうなっているのかハッキリ分からない状況です。メルトダウンが続いたらまたまた水蒸気爆破もあるかもしれません。アンダーコントロールなどと言う嘘が追求されないのも変です。個人的にはオリンピックは返上して、復興に全力を尽くすのがいいと思います。
投稿: 細井忠邦 | 2017年3月 9日 (木) 06時13分
細井忠邦さま、こんにちは。
サソリとかいう無人ロボットカメラを福島第一の2号機に入れてメルトダウンした核燃料の状態をモニターしたというニュースが先日ありましたが、放射線レベルが尋常でないこと、さらにあまりに線量が高すぎて機械がトラブルを起こすという事態。
燃料の状態を把握するにも大変な状態で廃炉プロセスの進行はおろか、ロードマップも描けないという状況のようですね。
溶け落ちた核燃料が地下水と接触したらどうなるのか、仰る通り、五輪誘致などと浮かれているのはもちろん、関東圏の生存にかかわる問題かと思います。
それでなくても今の我が国は戦前の日本を理想とするような恐ろしい思想が国会議員、官僚にまで蔓延しているようで、早いところ何とかしないとと思う次第です。
投稿: B767-281(クハ415-1901) | 2017年3月 9日 (木) 12時53分