大井川鐡道井川線に乗って その3 客車・制御客車について-2
大井川鐡道井川線の客車、スロフ1形、スハフ1形、スロニ200形、スロフ300形、スハフ500形、クハ600形のうち、スロニ200形とスロフ300形について触れます。
スロニ200形は中部電力の専用線から大井川鉄道井川線になってからの初めての増備車で、観光鉄道として急増する登山客に対応する目的で1961年に日本車輛製造でcトキ200形の台車などを利用して、2両が製造されました。
車両定員 42名 座席28名 荷物スペース荷重1.1t
全長 11000 mm
車体長 10400 mm
全幅 1840 mm
全高 2690 mm
制動装置 自動空気ブレーキ
車内はロングシート 窓はバス窓スタイル
SLフェスタの様子を取材に来ていたテレビクルーが撮影する中、千頭駅を出発する井川線列車 スロフ301から304までは側窓がバス窓、妻窓は2段窓
スロフ300形はスロニ200形に続いて、1962年に日本車輛製造で製造されました。
川根小山における列車交換
こちらが乗車中の客車は301-304のバス窓タイプ、すれ違っている列車は1980年以降、川根両国で製造された一段下降窓タイプ。
車両定員 55名 301,302は37名
全長 11000 mm
車体長 10400 mm
全幅 1840 mm
全高 2690 mm
制動装置 自動空気ブレーキ
2001年にスロフ316が増備され、スタイルはそれまでの全室客室タイプから車両の半分が開放式展望デッキとなりました。
なお、客室の井川に向かって左側が1人掛け、右側が2人掛けとなりました。
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コメント
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B767-281様今晩は。一見遊園地の汽車のように見えてなかなかシステムは複雑ですね。ところで形式のハとロは、国鉄とは意味が違うようですが、どうなのでしょうか?ご教示いただければ幸いです。
投稿: 細井忠邦 | 2017年3月17日 (金) 21時09分
細井忠邦さま、おはようございます。
ハとロの関係ですが、中部電力の専用線時代、
ハは一般職員輸送用に対して、ロは来客対応用だったようです。スハフ1とスロフ1
それが大井川鉄道に引き継がれ、車体が箱としてしっかりあるのがスロフ300と命名された一方でcトキ200から改造された車両がスハフ500となり、
クハ600の頃には敢えてロとせずに普通にハにしたのではないかと思います。
投稿: B767-281(クハ415-1901) | 2017年3月18日 (土) 05時39分