大井川鐡道井川線に乗って その5 駅や観光名所-2 川根両国駅
千頭駅を出発した列車はおよそ4分ほどで川根両国駅に到着します。この間に列車内では車掌がドアは手動で開けること、開けたドアは車掌が外から閉めて回ること、車内の機器にみだりに触れないこと、主な駅の到着予定時刻などをアナウンスします。
千頭-(1.1km)-川根両国
所在地は静岡県榛原郡川根本町千頭、開業は1959年8月1日です。
井川線のホームは車両が小さいため高さが低く。路面電車の停留場のような感じです。
両国乗務区の建物
さらにその奥の赤い屋根や空色の屋根の建物がディーゼル機関車や客車の検修施設になっています。
線路の左手の道路に上がって、少し川の上流方向に行くと
線路幅こそ1067mmですが、ダム工事のための資材輸送鉄道の面影が十分に残っています。
対岸にはこんな案内板「やんばいコース」がありました。川に沿って千頭まで歩いて戻ると50分ほどかかるそうでした。
一方、吊橋から下流を見ると先ほどの川根両国駅の乗務区や工場の全景が見えます。
千頭駅から川根両国駅そばまで貨物専用線が井川線に平行して敷設されており、1960年代後半には遊休施設となっていました。これを活用して1970年から蒸気機関車の運行が開始されたのが、大井川鐡道の蒸気機関車動態保存のルーツだったそうです。しかし、千頭駅付近の道路拡張に支障するため、専用線は廃止されることになり、1989年11月26日を最後に運行は廃止されたそうです。
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