大井川鐡道井川線に乗って その5 駅や観光名所-3 川根両国を出てアプトやましろ駅まで
大井川鐡道井川線の旅、川根両国駅を出発すると車掌が沿線の風景を観光ガイド風に紹介してくれます。
2017/3/11 沢間
井川線の場合、多くの駅がこういったバス停風の待合室があるだけの停留所のような駅です。時刻表からも分かるように井川線の列車本数は1日5往復です(下り最終は接岨峡温泉まで、上り初発は接岨峡温泉発)
川根両国からアプトいちしろまで駅と駅間は以下のようになっています。
川根両国-(1.3km)-沢間-(1.5km)-土本-(1.9km)-川根小山-(1.7km)-奥泉-(2.4km)-アプトいちしろ
奥泉駅の次の駅は旧線時代は川根市代駅間でしたが1990年10月2日にアプト式移行に伴い、アプトいちしろ駅が川根市代駅に代わって設置されました。
車窓には美しい茶畑が広がります。この辺で産生される茶葉は川根茶と呼ばれ「静岡茶」のひとつのブランドです。
各駅にはこういった一駅一話題のエピソード紹介の看板があり、川根小山駅では大井川の高低差を利用した水路式発電の紹介がありました。川根小山駅では上下列車の交換も行われます。
寸又峡に通じる県道77号線の泉大橋と奥に見える山は七つ峠(標高:1522m)
千頭を出て40分でアプトいちしろ駅に到着します。千頭駅の標高が298mですから、ここまでで約100m登ってきたことになります。
列車にトイレの設備はないので。この駅でED90形連結のための4分間の停車時間はトイレ休憩タイムにもなっています。ちなみに写真の左手の建物がトイレです。
白い大きな建物はED90形の検修庫かと思います。
ここからのアプト区間のためにDD20の後ろ、下り側にED90が連結されますが、その誘導は列車の車掌が行います。
この先、長島ダムまで90‰の上り勾配、アプト式区間となり、DD20のエンジンは切って、ED90の推進力だけで登坂となります。
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