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2017年3月24日 (金)

大井川鐡道井川線に乗って その5 駅や観光名所-5 奥大井湖上から井川まで

大井川鐡道井川線の旅、千頭駅から奥大井湖上駅までは約1時間ですが、そこから終点の井川駅までは40分ほどかかります。駅間は

奥大井湖上-(1.6km)-接阻峡温泉-(2.3km)-尾盛-(2.7km)-閑蔵-(5.0km)-井川

で、標高は接阻峡温泉496m、尾盛526m、閑蔵557m、井川686mと接阻峡温泉から井川間で90mも登っています。

170311_2 2017/3/11 接阻峡温泉駅からの眺め

大きな吊橋は接阻大橋

170311
それに連なる道がハイキングコースとなっており、いくつかのユニークな吊橋を通るようになっています。

170311_3
尾盛駅は周辺に民家はなく、駅に通じる公道もなく、南アルプス深南部の大無間山から前無間山、風不入(かぜいらず)などのピークを通り、尾栗峠を経由してこの駅に降りるルート以外に徒歩で到達することすら不可能な秘境駅として有名が駅だそうです。2009年から2010年にかけては駅周辺に熊が出没したため、下車禁止になったこともあったそうです。

170311_2_2
170311_4
170311_10
尾盛駅を出ると列車は閑蔵駅の手前で鉄道橋として谷底から71mも高さにかかる関の沢鉄橋を徐行しながら渡ります。ここも列車からの写真よりも鉄橋を行く列車を撮りたい場所です。
ちょうどこの谷あたりが、榛原郡川根本町と静岡市葵区の境界で、これより先は静岡市葵区に入ります。山の奥深くが静岡市の区であるというのもなかなか面白いですね。

170311_5
この辺では線路は斜面の一部を切り取った狭いスペースに敷かれています。

170311_6
やがて進行方向右手に見えてくるのが奥泉ダムです。奥泉駅とは随分離れていますが、ダムの名称は奥泉ダムです。

重力式コンクリートダム
堤高 44.5m
堤頂長 75.6m
堤体積 35千m3
流域面積 464.6km2
湛水面積 20ha
総貯水容量 3150千m3
有効貯水容量 600千m3
1952年着工 1955年竣工

そして井川駅の直前では
170311_7
山の稜線が何層にも重なり合う「山の十二単衣」と言われる景色が見えます。

170311_8 井川ダム

井川線はそもそもこのダムの建設のための資材輸送鉄道でした。

ダム型式     中空重力式コンクリートダム
堤高     103.6 m
堤頂長     243.0 m
堤体積     430,000 m³
流域面積     459.3 km²
湛水面積     422.0 ha
総貯水容量     150,000,000 m³
有効貯水容量     125,000,000 m³
利用目的     発電
事業主体     中部電力
電気事業者     中部電力
発電所名
(認可出力)     井川発電所
(62,000kW)
施工業者     間組
着工年/竣工年     1952年/1957年

朝鮮戦争後の特需景気で工業生産が活発になり電力需要が逼迫した時期に電源開発の一環として建設されたダムでコンクリートの価格も高かったため提体内部を空洞とした日本初の中空重力ダムとして建設されたそうです。

170311_11
川根両国の先から61個めのトンネルを抜けると終点井川駅です。列車はカーブした線路の方に入線します。

170311_9
170311_12
上の写真で分岐器の先、真っすぐの線路は先に続いているようですが1971年に廃止となった堂平駅に続いていた線路ではないかと思われます。

170311_13
井川駅の駅舎
接阻峡温泉から井川駅まで運転が2年半ぶりに再開された当日でしたので、大半の乗客は駅で折り返し最終の千頭行きを待っていました。

170311_14
井川ダムのダム湖を渡る渡船もあるようです。

170311_15
閑蔵駅までは鉄道と並行して走るバス路線もあるようです。

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