昭和61年初場所初日観戦の思い出 その1
大相撲初場所で大関稀勢の里が優勝、場所後の1月23日第72代横綱に推挙され、綱打ち、1月27日明治神宮での奉納土俵入り、さらに2月9日茨城県民栄誉賞贈呈、2月18日には地元牛久市でのパレード、さらに3月4日には大阪住吉大社での4横綱揃っての奉納土俵入りなどがあり、いよいよ3月12日、エディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館の愛称が2015年9月1日からネーミングライツでこうなったそうです)で3月場所が幕を開けます。
1986/1/12 両国国技館 蔵前国技館から両国新国技館に移って一年の頃でした。
私も今のところ一度だけですが、1986年(昭和61年)の初場所、初日(1月12日)を両国国技館で観戦しました。
東前頭7枚目 寺尾関(現、錣山親方)
両国国技館に到着して、入口で待っていると続々と幕内力士が到着、入場して行きます。写真の逆鉾、寺尾は長兄鶴嶺山関と共に元鶴ヶ嶺の君ヶ濱部屋~井筒部屋の実子3兄弟として人気を博しました。元大関霧島(現、陸奥親方)も井筒部屋出身ですね。
観戦したのは2階の椅子席でした。
初場所の初日で天覧相撲でもありました。
当時の春日野理事長(元横綱栃錦)が天皇陛下に付き添い説明をされていました。
通常の土俵上に丸く並ぶ方式だと天皇陛下にお尻を向けてしまうので、このようになるそうです。ひとりずつしこ名が呼ばれ立ち上がり、礼をして去って行く方式でした。
この場所の東西幕内力士(大関以下)は
東 西
大関 北天佑 大乃国
張出大関 北尾 朝潮
張出大関 若嶋津
関脇 保志 旭富士
小結 出羽の花 小錦
前頭1 琴ヶ梅 佐田の海
前頭2 巨砲 闘竜
前頭3 陣岳 飛騨乃花
前頭4 逆鉾 三杉磯
前頭5 栃剣 多賀竜
前頭6 蔵間 大寿山
前頭7 寺尾 玉龍
前頭8 麒麟児 隆三杉
前頭9 霧島 花乃湖
前頭10 前乃臻 大徹
前頭11 大錦 魁輝
前頭12 青葉城 高望山
前頭13 藤ノ川 板井
前頭14 益荒雄
続いて東横綱 千代の富士の土俵入りです。土俵入りの型は雲龍型でした。
そして西横綱 隆の里の土俵入りです。こちらは第53代横綱琴櫻以来の不知火型の土俵入りでした。前回の記事でも書きましたが、なんとこの土俵入りが現役場所での最後の土俵入りとなりました。
昭和60年11月場所に優勝した横綱千代の富士による天皇賜杯の返還
立て行司木村庄之助による二日目の取り組み披露
ちょうど隆の里 小錦の取り組みを示していますが、初日で隆の里が休場、引退となったためこの取り組みは小錦の不戦勝、幻の取り組みとなりました。
次回の記事に続く。
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