江ノ電を撮る 施設編 9 極楽寺トンネルを抜けて その3 長谷の大仏
長谷駅は江ノ電の駅の中でも鎌倉大仏や長谷観音の最寄り駅であるため、常に観光客で混雑している駅です。
駅の壁にもこういった地図式の名所案内が貼ってあります。
駅前から線路に直角の道を北へ10分ほど歩くと大仏前の標識があり、
大仏は高徳院(大異山高徳院清浄泉寺)という浄土宗の寺院の境内にあります。正確には国宝阿弥陀如来像です。
寺の開山、開基に関しては不明で、宗派も初期は真言宗、後に臨済宗、江戸時代以降に浄土宗に属したとのことで、国宝に指定されたのは2004年のことでした。
関東地方の小学校卒業生なら、遠足で訪問したことがある、大仏さんです。
大仏拝観料は200円、そして胎内見学は20円でした。
巨大な仏像を構築するために銅板をつなげる方法にも高度な技術が用いられているそうです。
1923年9月1日の関東大震災では基盤崩壊、仏像の滑り出などの被害があり、その経験から仏像と台座を切り離して、地震の際には仏像が台座の上を動きエネルギーを吸収する免振機構が導入されました。
発掘調査の結果、現在地から1mほど下に東西44m、南北42.5mの大仏殿の遺構も見つかりました。
高さが9.18mある、木造の十一面観音立像(本尊)が有名です。長谷寺は1年を通じ「花の寺」として有名なので、境内に花が満ちる4月に再訪しました。その時の写真を含めて次回の記事で触れます。
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コメント
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B767-281様今晩は。確かに遠足、社会科見学の定番コースですね。藤沢から江ノ電フリー切符を使って班行動でお解き放ちが結構ドキドキでいいようです。さて、大仏は何回も大仏殿が流されたとの話は聞いています。それも東日本大震災を考えれば想像に難くないですね。京都に比べ、文化財がコンパクトに存在する鎌倉、これからの紫陽花の季節がいいです。
投稿: 細井忠邦 | 2017年4月15日 (土) 21時15分
細井忠邦さま、おはようございます。
鎌倉という場所、特に江ノ電の沿線は、クルマで行くと渋滞に巻き込まれ、駐車場は内は、身動き取れないはで大変になるので、江ノ電が良いですね。
わたしも、先週の4月10日月曜日、、18切符が一日分あったので、鶴ヶ丘八幡宮、長谷寺を再訪しました。桜が見頃でした。もちろん、鎌倉内は江ノ電1日乗車券「のりおりくん」でした。
投稿: B767-281(クハ415-1901) | 2017年4月16日 (日) 06時11分