東京の桜の名所 訪問 その1 千鳥ヶ淵
3月に初めて訪問した大井川鐡道の話題はまだ続くのですが、今週は都心の桜も満開となり、お花見シーズンなので、4月3日月曜日は私も小平~つくば移動の行程で東京の桜の名所を数か所、梯子して来ました。
最初は皇居北の丸公園横の千鳥ヶ淵です。
行程は一橋学園~高田馬場~九段下です。
実は3月頃からウオーキングも兼ねて、皇居見物を何回か敢行しており、今年になって九段下に来るのも数回目です。
通称「靖国通り」神保町方面を見る
新宿大ガードから両国橋までの区間 関東大震災復興道路で当初は「大正通り」と呼ばれていました。
九段下は目白通り(都道8号線)と靖国通り(都道302号線)が交差するポイントですが目白通りの下には東京メトロ東西線、靖国通りの下には東京メトロは半蔵門線と都営新宿線が通っています。1964年12月23日に東西線が高田馬場~九段下間が開通して駅が開業しました。1980年3月16日に都営地下鉄新宿線新宿~岩本町間が開通しました。さらに1989年1月26日、半蔵門線半蔵門~三越前間が開業し、現在の体制となりました。2013年3月15日までは都営、メトロ間で同一ホームを壁で仕切っていましたが、壁の撤去で中間改札を通らずに乗り換えが可能になりました。もともと、九段下から神保町までのトンネル区間は東京都交通局が一括して建設し、ホームも同一ホームを使い非常口が両ホームを結んでいました。壁が存在した頃は両線の乗り換えは階段の上り下り、改札の通過を強いられていました。
九段下から靖国神社の方に向かって坂を登ると北の丸公園、日本武道館に通じる田安門があります。
高麗門を潜り、西に向う門が渡櫓門 2枚とも 2017/3/20
こういった2つ門を持つ門を桝形門というそうです。
田安門の由来は田安門から南側の西側一帯を田安徳川家(8代将軍吉宗の次男宗武を祖とする)が所有していたからだそうで、門からは上州方面に通じる道が通じていたそうです。創建は1636年とされており、1961年に重要文化財に指定されました。
皇居・江戸城には多くの濠がありますが、田安門から東側の濠は牛ヶ淵、西側の濠が千鳥ヶ淵です。
4月3日は日本武道館で法政大学の入学式が行われていたようで、田安門付近は多くの新入生親子連れがいました。私も1974年4月12日に日本武道館で大学の入学式が行われる予定だったのですが、当時の国鉄だったか私鉄だったかの交通ストで中止になりました。
千鳥ヶ淵に到着したのはまだ8時台でしたが、外国人観光客が非常に多かったのが印象的でした。
九段坂上から千鳥ヶ淵の交差点まで続く千鳥ヶ淵緑道 右手にインド大使館、農水省三番庁舎などがあり、戦没者墓苑に続く
千鳥ヶ淵は元々は局沢川という川を半蔵門と田安門の土提でせき止め造られた人工の濠だそうで、半蔵濠とも繋がっていましたが、1900年の道路建設で分離されたそうです。
千鳥ヶ淵は内堀で唯一ボート遊びができる濠です。
江戸城の濠の中でも千鳥ヶ淵は最も水位が高く、最も低い日比谷濠との高低差は15mになるそうです。
来た道を戻り、田安門の東側の牛ヶ淵の桜もこういった状態でした。
桜の名所めぐり、続いては「目黒川の桜」です。
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B767-281様今晩は。ようやく暖かくなりましたね。桜🌸も開きました。近年では珍しく、入学式に間に合いそうです。さて千鳥が淵と言えば無名戦没者慰霊の地ですね。その前の記事のC56と関係大ありで、先の大戦に思いをはせてしまいます。M学園の問題はまだまだ広がりそうですが、教育勅語を是認するような発言や指導要領への銃剣道の導入など、キナ臭すぎる昨今の流れ、何とか止めないと、機関車まで出征する世の中になってしまいそうで心配です。
投稿: 細井忠邦 | 2017年4月 4日 (火) 20時22分
細井忠邦さま、おはようございます。
今週は前半は暖かいものの、また週末は天気が悪くなるとの予報もあり、お花見は早い方が良いようですね。
長いこと人生を送っていると桜の季節、ことごとく週末の天気が悪いという年も何回かあるものです。
まさに仰るように、森友~加計~その他官僚の忖度と首相夫妻の絡んだ疑惑は拡大する一方で、ここにきて、教育関係の流れにパン屋が和菓子屋に帰られたり、体育の選択で銃剣道が導入されたり、教育勅語の取入れなどと、まさに太平洋戦争の教訓はすっかりなかったような動きが出て来ていますね。本当に恐ろしい世の中です。
投稿: B767-281(クハ415-1901) | 2017年4月 5日 (水) 04時35分