JAレジの737 6 南西航空が導入し、JALも続いた737-400
沖縄の離島路線ネットワークから本土との連絡まで、南西航空のネットワークの拡充に貢献したBoeing737-200でしたが、機齢から後継機の検討が開始され、1989年11月16日、737-400型を確定5機、オプション3機で発注することになりました。
1993年7月1日、会社名が日本トランスオーシャン航空 (JTA)となり、、その約1年後の1994年6月22日、737-400型を受領、7月22日から那覇~宮古線に投入しました。沖縄の海に生息するエイにちなみ、「スカイマンタ」の愛称が与えられ、新社名と新型機がアピールされました。
JA8523 Boeing 737-4Q3 26603 2618
JA8524 Boeing 737-4Q3 26604 2684
JA8525 Boeing 737-4Q3 26605 2752
JA8526 Boeing 737-4Q3 26606 2898
JA8597 Boeing 737-4Q3 27660 3043
JA8930 Boeing 737-4K5 27102 2394 ex D-AHLM
JA8931 Boeing 737-429 25247 2106 ex OO-SYD
JA8932 Boeing 737-429 25248 2120 ex OO-SYF
JA8933 Boeing 737-429 25226 2104 ex OO-SYC
JA8934 Boeing 737-4K5 27830 2670 ex D-AHLT
JA8938 Boeing 737-4Q3 29485 3085
JA8939 Boeing 737-4Q3 29486 3088
JA8940 Boeing 737-4Q3 29482 3122
JA8953 Boeing 737-4K5 24129 1783 ex D-AHLP
JA8954 Boeing 737-4K5 24130 1827 ex D-AHLQ
JA8930,JA8934,JA8953 JA8954ハハパクロイドから購入
JA8931, JA8932 ,JA8933 サベナ航空から購入
一方。親会社のJALも45/47体制の崩壊以降、国内ローカル線の運航に参入していましたが、767を投入した運航ではキャパシティが持て余し気味であり、150席クラスの小型機の導入を検討していました。JTAにおける737-400の運航ぶりをみて、JALも737-400型の導入を決定しました。
JALはDC-8と727が退役して以降、長らくワイド、セミワイドボディ機は運航して来ましたが、単一通路機の新規導入はなく、1975年のDC-8-61以来、20年ぶりのナロウボディ機の新規導入となりました。
1995年7月1日、初号機JA8991が関西空港に、2号機JA8992は羽田空港に到着し、社内公募により「フラワージェット」と命名され、就航予定の季節に合った花の名前が命名され、胴体中央部に花のキャラクターマークが描かれました。
JA8991 Boeing 737-446 27916 2718 コスモス
JA8992 Boeing 737-446 27917 2729 リンドウ
JA8993 Boeing 737-446 28087 2812 ヒマワリ
JA8994 Boeing 737-446 28097 2907 ラベンダ
JA8995 Boeing 737-446 28831 2911 カトレア
JA8996 Boeing 737-446 28832 2953 ダリア
JA8998 Boeing 737-446 28994 3044 ハイビスカス
JA8999 Boeing 737-446 29864 3111 最初からJEX塗装
JALの737-400はスペックをJTAが運航している同型機と揃えました。それは2社の737-400を共通事業機として同一路線で運航するためであり、さらにメンテナンスはすでに経験と実績をもつJTAに委託するためでした。
機内は150席のモノクラスで、インテリアはJTA機とは異なりベージュ基調となりました。
1995年9月1日、関西~鹿児島~名古屋~山形~名古屋~鹿児島~関西と飛び、伊丹、関西と福岡以外の九州各地を結ぶ便として西日本を中心に活躍し、機数が増えると、東日本のローカル線にも就航して行きました。
後発で苦労しているローカル線をより低コストで運航するため、1997年4月に100%出資の子会社JALエクスプレス(JEX)を設立しました。JA8991、JA8992はJEXにリースされ、1999年にはJA8993もリースされ、99年6月に受領したJA8999は最初からJEX塗装で受領となりました。
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コメント
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B767-281様こんにちは。サベナ懐かしいですね。かつてのスイス航空もそうですが、まさか倒産してしまうとは!昔成田でエアバンドを聞きながら撮影していると、サベナのパイロットは女性でした。10年以上前のことで、流石ヨーロッパと妙に感心したのを思い出しました。
投稿: 細井忠邦 | 2017年5月13日 (土) 12時48分
細井忠邦さま、こんばんは。
サベナ、私も憶えています。最初は空色のチトーラインの入ったオーソドックスな塗装で途中からSABENAと大書されたビルボードタイトルになりましたね。
レジもOO-S**といったレジだったと思います。
あの頃から女性パイロット、交信担当なのでコパイだったのかも知れませんが流石ですね。
思い出しましたが、KLMの成田行きの747-400が火山灰を吸い込み、4つのエンジンが停止しましたが、何回かの急降下を試して、最後に再起動に成功して墜落を逃れたという事件がありましたが、その時のパイロットも女性だったように記憶しています。
投稿: B767-281(クハ415-1901) | 2017年5月13日 (土) 19時30分