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2017年6月 1日 (木)

下関総合車両所一般公開 鉄道ふれあいフェスタ 2016 その4 車両検修施設

2016年10月15日土曜日、幡生駅そばの下関総合車両所で開催された「鉄道ふれあいフェスタ2016」に関しては、これまで

プロローグ 2016/10/18
その1 カープ応援ラッピングトレイン 2016/11/24
その2 EF65 1124号機 2016/12/29
その3 クモハ42001 2017/2/10                          と記事にして参りました。

105_k04_161015
105_k04_161015_3 2016/10/15 検査入場中の105系K04編成 クモハ105-18
ちなみに105系は下のように広ヒロと広セキに配置されており、K編成(K7,8以外)は広ヒロ(可部線、呉線用)です。

今回は車両検修施設の様子に触れようと思います。

ここは国鉄時代は幡生工場と言われ、現在は西日本旅客鉄道、広島支社直轄の総合車両センターです。

JR西日本における地域性を考慮した車両検修職場として金沢総合車両所、後藤総合車両所、網干総合車両所に次いで4番目の在来線総合車両所として2009年6月1日、下関地域鉄道部下関車両センター、下関車両管理室、山口鉄道部車両管理室(旧小郡運転所)が統合され発足しました。

105_k04_161015_2 クレーンによる車体吊り下げ

業務は広島支社管内および一部他支社の在来線車両(電機、ディーゼル機関車、電車、気動車、客車)の全般検査、重要部検査、交番検査、仕業検査などの検修および改造を行い、閉鎖された鷹取工場に代わってJR西日本で廃車となった車両の解体を行っています。

車両基地は下関駅の門司より、大和町2丁目15番1号にある、運用検修センター(かつての下関運転所)と新山口駅構内の東側、山口市小郡下郷124にある新山口支所(かつての小郡運転所)、そして天神川駅~広島駅間、広島市東区の広島支所(かつての広島運転所)からなります。

配置車両は

電車
下関 105系 123系 115系 42系 145系
広島 105系 113系 227系 145系

気動車
下関 キハ47形
新山口 キハ40形 キハ47形 キハ120形
広島 キハ47形 キハ120形

機関車
下関 EF65形 DD51形 DE10形

客車
新山口 12系 (近々新製された35系も加わるそうで)
広島 マニ50形

貨車
新山口 チキ5200形 ホキ800形

22161015 近ナラの221系も入場中でした。

221_161015 普段目にすることのない221系の中間連結器
221系の入場は平成25年から開始された延命工事をこちらで担当しているためかと思われます。

当日の検修庫内にはEF65、105系などの配置車両が検査を受けていましたが、関西地区で活躍する221系が検査を受けているのも見ることが出来ました。

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コメント

B767-281様今晩は。西日本と東日本を対比してみると、国鉄分割民営化の矛盾がはっきりしますね。東日本はまだまだ使える車両をスクラップにして、西日本は古い車両をたたき治してでも使っています。北海道に至っては路線の維持さえままならない状況。国鉄時代のように日本全体で交通政策が考えられるように戻さないと地域がどんどん破壊されてしまいそうで恐ろしいです。戻りますが、201系や105系(改造車除く〕がリニューアルされて活躍しているのは、設計時点の考えに合っています。両車ともに普通鋼製とは言え、溶接方式や腐食対策をしっかりして40年使用を念頭において作られています。

細井忠邦さま、おはようございます。

民営化されて30年、それぞれの会社の違い、仰るように車両の製造から、使い方に至るまでポリシーの違いがはっきり見えてきましたね。

昨晩も関西線の101系が王寺電車区を襲った台風による水害で大量に廃車となり、関東から廃車前提だった101系が急遽、救援に回った話がありましたが、そういったことが今では不可能な時代になりました。
大都市圏のどんどん新しいものを消費するやり方だけでは、この国全体が成り立たないのが見えて来てますね。

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