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2017年6月11日 (日)

下関総合車両所一般公開 鉄道ふれあいフェスタ 2016 その6 HM展示 9 あすか

2016年10月15日土曜日の下関総合車両所公開のHM展示、定期列車のHM以外で展示されていたのは、「トワイライト・エクスプレス」、「あすか」、「サロンカーなにわ」でした。

Tle_hm_161015
「トワイライト・エクスプレス」に関してはこれまでにも何回か触れているので、今回は触れません。

Hm161015
「あすか」実は客車を一度も見たことはありません。

「あすか」誕生のきっかけは1986年12月28日に余部鉄橋で発生した和風客車「みやび」の転落事故でした。

この事故は同日13時25分頃、香住駅より、浜坂駅に回送中の臨時回送9535列車(DD51 1187と「みやび」14系客車7両)が時速50km/hで余部鉄橋を走行中、日本海からの最大風速約33m/sの突風に煽られ、客車全車両が台車の一部を残して橋梁中央部より転落し、橋の真下にあった水産加工場と民家を直撃、工場の従業員5名と車掌1名の6名が死亡、車内販売員3名と工場の従業員3名が重傷を負った事故でした。機関車は重量があったため転落は免れ、機関士は無事でした。只、機関士の上司は責任の感じ、自殺しました。

余部鉄橋では風速が25m/sを越えると警報装置が作動する仕組みでしたが、当日は事故以前に2回警報が作動しており、1回目の警報で指令室が香住駅に問い合わせたところ、風速は20m/s前後であるとのことで、様子を見ることにし、2回目の警報が作動した際には列車を停止させる特殊信号機を作動させてももはや間に合わないとのことで、列車を停止できなかったそうです。

後年の公式調査では橋に取り付けられていた風速計2台のうち、一台は故障しており、もう一台も精度が落ちていたそうです。風速計による警報が出た後、指令員の判断で列車を止める仕組みが問題視され、自動的に列車を止める仕組みの導入が勧告されました。

この事故に関しては本当に突風で客車が煽られて転落に至ったのか、強風によるフラッター現象で機関車が蛇行運動を起こし、レールに歪みが生じ、両端の発電機付きの車両に較べ軽かった中央部の客車が先に脱線して、両端の客車を引きずるように転落に至ったという説も出されています。

実はこのフラッターという言葉、久しぶりに目にしましたが、以前目にしたのは、日航ジャンボ機123便の事故でした。あの事故の際にも圧力隔壁の修理ミスが事故原因とされる前、事故が起きた直後などには、フラッターによる異常振動が垂直尾翼の破壊に繋がったのではと言う説を唱えた専門家もいました。

「みやび」の代替として1987年1月に構想が発案され、6月から製造されたのが「あすか」と言うことです。

号車   車両形式      改造前       定員    設備
1   マロフ12 851「桜」   スハフ12 132    24    展望室
2   オロ  12 851「銀杏」 オハ12 348     24      談話室
3   オロ  12 852「菖蒲」 オハ12 337     28     談話室
4   オロ  14 851      オハネ14 3       フリースペース・ハイデッカー車
5   オロ  12  853 「すすき」オハ12 339     28     談話室
6   オロ  12 854「水仙」 オハ12 340     28    談話室
7   マロフ12 852「桜」   スハフ12 30    24    展望車

配置は網干総合車両所宮原支所で1987年11月頃から7両で運用され、1996年頃にはリニューアル改造も受けました。団体臨時列車等でも運用されましたが、運転機会は少なくなって行きました。

2016年7月6日、両端の展望車は吹田総合車両所に改装され、9月5日に廃車、10月19日、中間車5両が吹田に回送され、851と852が11月17日に廃車となり、現時点では3両の車籍が残っている状態だそうです。

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コメント

B767-281様こんにちは。みやびの事故はやはり分割民営化前夜のマイナス面が表れたものだと思います。国鉄職員をメディアがこぞって攻撃する中、人減らしや検査の手抜きが進行していました。JRも30年、表向きは華やかでも、ホームの安全を乗客に任せるようなボタン設置など、酷すぎます。もう一つ、123便事故については様々な解釈がありますが、隔壁破壊説は無理があると思います。垂直尾翼に外部から物体が衝突した、と言う説が一番説得力があります。いずれにしても8119単独の問題で片付けたらボーイングもJALもそして日本政府も得をするカラクリがあったのでは、と思います。因みにわたしはこの事故の時海外にいて信じ難い思いをしたと同時に帰りの飛行機が不安になっていました。

細井忠邦さま、おはようございます。

国鉄末期には現場はそういった状態だったのですね。

日本という国は、大きなこと、例えば第二次世界大戦の開始、沖縄返還、日航ジャンボ機事故、福島原発事故などをみてもどうしてそうなったのか、謎に包まれている部分が多く、アメリカなら公文書開示で明らかになうものが、うやむやにされるだけというのが多すぎるように感じます。

日航ジャンボ機の場合も仰るように米軍のミサイルのようなものが垂直尾翼にぶつかったという解釈がリーズナブルに思えますし、そうだとすれは相模湾に落ちたはずの尾翼の破片をサルベージすべきなのに、それはまじめにやらないしと、なにか隠蔽があったように感じますね。

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