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2017年7月 7日 (金)

秋田旅行 車両個別編 男鹿線用キハ40系気動車

昨日のEV-E801系の投入で、あと3年くらいで全廃が見えてきた男鹿線で活躍中のキハ40系の話題です。

170630

JR東日本は7月4日に八戸線用にキハE130系500番台、新潟、秋田地区(羽越、信越、米坂、磐越西、津軽、五能、奥羽)にGV-E400系電気式気動車2018年初(量産先行車)、新潟地区は2019年度、秋田地区は2020年度までに量産車を投入と発表しました(発表記事)。

40_547543_170630 2017/6/30 1番線ホームに入線中のキハ40 547+543

男鹿線で活躍中のキハ40系は秋田車両センターの所属で、同センターには緑の男鹿色、青の五能色、オレンジの首都圏色の車両が所属します。

キハ40 500, 1000, 2000

男鹿色 536, 541, 543, 544, 547, 569, 570, 575, 1006, 2018, 2019, 2088, 2089

キハ40形式は両運転台車で0番台は後にキハ08形に改番された旧形客車から改造されたキハ40形が存在したためで、北海道向け酷寒地向番台は101から始まりました。

40_547543_170630_2 キハ40 547+543

キハ40 500番台は東北地方向け、寒地仕様車で1977年末から製造が開始され、1982年までに94両が製造されました。デッキ付き、上段下降・下段上昇のユニット窓と空気バネ台車を装備しています。520までの初期車はDT44・TR227台車、521以降は窓配置が変更され台車はDT44A・TR227Aになりました。

40_2089_170702 キハ40 2089

キハ40 2000番台は関東以西の温暖地を対象に製造された一般仕様車で1979年から製造され、1982年までに148両が製造されました。側窓は二段上昇式ユニット窓で、デッキはありません。台車も金属バネのDT22D・TR51Cです。

キハ40 1000番台は烏山線用に国鉄時代の1986年11月末から1987年3月末の間に7両、1991年1995年に1両ずつJR東日本が改造したもので、トイレの撤去・吊り手、網棚の延長がなされました(関連記事)。同車に関しては、2016年3月以降、男鹿線運用からは外れ、五能線運用、さらには津軽線で運用されているそうです。塗装は首都圏色とのことです(こちらより)。

キハ48 500, 1500

男鹿色 507, 508, 517, 522, 537, 544, 1502,  1507, 1539

データはこちらから

40_569_48_522_40_570_170630
40_569_48_522_40_570_170630_4 2017/6/30 キハ40 569+キハ48 522+キハ40 570

キハ48 500番台はキハ40 500番台と同じ寒地仕様車で1979年から1982年まで製造され、デッキ付き、上段下降・下段上昇式ユニット窓と空気ばね台車を装備しています。便所付きが500番台(59両)、便所なしが1500番台(50両)です。

40_54754348_53740_2089_170702 2017/7/2 キハ40 547+543+キハ48 537+キハ40 2089

男鹿線の気動車は通勤時間帯などには結構混雑すると見え、こういった4連の編成も見かけました。

2017年3月の改正でEV-E801系(赤字)の投入で

列車番号 秋田発  男鹿着        列車番号  男鹿発   秋田着
                                                  1120D    515            612
                                                  1122D         611            709
1121D       539          634             1124D         653            758
1123D       646          742             1126D         751            850
1125D       742          839             1128D         851            947
1127M       843          940             1130M       1024          1122
1129D      1017       1113              1132D       1216          1313
1131D      1210       1305              1134D       1414          1512
1133M      1339       1438              1136M       1538         1639
1135D      1525       1627              1138D       1651         1750
1137D      1643       1739              1140D       1753         1852
1139D      1744       1842              1142D       1911         2009
1141D      1836       1935              1144D       2012         2109
1143D      1939       2035              1146D       2138         2234
1145D      2035       2131              1148D       2254         2350
1147D      2131       2227
1149D      2247       2343

13往復の運用になっています。

現在、EV-E801系は男鹿で到着後、44分と60分の折り返し時間(充電時間)が確保されていますが、DCの運用を置き換えた場合、現行のダイヤのまま置き換えると男鹿駅での折り返し時間が9分というケースがあり、ダイヤの見直しの必要があるかもしれません。
また、毎晩、男鹿駅に2編成逗留していることも分かります。

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コメント

B767-281様お早うございます。キハ40系列と言えば八高線にもかつて何両か配置されていた時期があり、たまに利用する際これが来るとラッキーと思いました。その後はキハ38が貴重でした。まだまだ新しいと思っていると後進に道を譲る時がやって来るのですね。最近時の流れが早く感じるのは、年のせいかな?と思っています。

細井忠邦さま、おはようございます。

我々の世代、一般型気動車といえば国鉄のキハ10,20,30と登場して、国鉄最終形式としてキハ40でしたね。

思えばそれ以降、JR東日本ではキハ100,110,120,130と登場してきましたが、電車のように華々しく紹介されることがなかったように思います。

キハ40はエンジンがそれほど強力ではないのに車体が大きいため加速が悪いと言われましたね。

登場してあと少しで40年になるのですね。

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