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2017年7月14日 (金)

秋田旅行 車両個別編 E653系1000番台 特急「いなほ」

秋田駅で撮影した車両、今回は常磐線特急フレッシュひたちから白新線・羽越線特急「いなほ」にコンバートされたE653系1000番台です。

E6531000_u101_170702_2 2017/7/2 「いなほ8号」に充当されるために秋田車両センターから秋田駅3番線に入線するE653系1000番台U-101編成

E653_k301_100323 2010/3/23 佐貫~牛久間 K301編成
2枚の写真を較べると1000番台改造で、電連の撤去、スカートの形状の変化、ワイパーの停止位置の違い、正面の発光装置の使用などの違いが分かります。

特急「いなほ」の運転開始は1969年10月のダイヤ改正からで、それまで80系特急気動車で運転されていた奥羽本線特急「つばさ」に181系特急気動車が投入されることになり、80系がコンバートされたのがきっかけでした。1972年10月には日本海縦貫線が全線電化され、「いなほ」も485系で運用されるようになりました。これ以降の歴史は拙blogでも2013年7月19日、および2013年7月20日の記事で纏めてあります。

E653系は今でいえば「ときわ」に相当する停車駅の多い「ひたち」で運用されていた485系を置き換えるために1997年、1998年、2005年と3次に渡り、導入された交直両用特急電車で日立製作所、近畿車両、東急車輛製造が製造を分担し、7両基本編成8本、4両付属編成4本の72両が主に特急「フレッシュひたち」として活躍しました。

JR東日本は”2012年3月のダイヤ改正において常磐線特急車両をそれまでの651系、E653系からE657系に置き換え、いわき~仙台間に新設される特急にE653系は転用すること”を2010年12月に発表しました。しかし、2011年3月11日に東日本大震災が起こり、さらに東京電力福島第一原子力発電所事故で常磐線の同区間は長期に渡り不通となり、同計画は白紙に戻され、E657系による2012年3月時点での置き換えは一部のみとなり、2013年3月のダイヤ改正で完全置き換えとなりました。

E653系7両編成の新たな転用先は485系で長らく運用されていた特急「いなほ」と決まり、2012年9月に発表、2013年6月26日には新潟支社からもプレス発表されました。7両基本編成を改造した1000番台として投入するというものでした。

一方、4両付属編成に関しては2015年3月14日のダイヤ改正で新潟~直江津~上越妙高・新井間に特急「しらゆき」が新設されるため、この列車に1100番台として改造投入されることになりました。

G_170702
E6531000_u108_160305_10 2016/3/5 勝田車両センター公開 U-108編成
いなほ用1000番台編成中、改造にあたって唯一組み換えが行われたU-108編成 この勝田車両センターの公開で展示されていました。

E653系の基本編成はスカーレット・ブロッサム(K301, K305)、ブルーオーシャン(K302,K306)、イエロー・ジョンキル(K303,K307)、グリーン・レイク(K304, K308)、の8本がありましたが、1000番台改造にあたり、K301~K307まではそのまま1000番台化改造(U-101~107)を受けましたが、K308編成はモハE653+E652-15ユニットのみと付属編成のK354編成が8本目の1000番台編成U-108に改造され、K308編成の両先頭クハと-16ユニットは「しらゆき」用H-204編成に転用されました。

E6531000_u101_170702_10 クロE652となった秋田寄り先頭車

またE653系にはグリーン車がありませんでしたが、1000番台転用改造では酒田・秋田よりの先頭車クハE652がグリーン車に改造されクロE652となりました。

改造工事全般では耐寒・耐雪構造を強化しており、
・スカートの強化
・スノープラウ・着雪防止装置の装着
・ワイパー停止位置を縦位置に変更
・台車上部ふさぎ板・空気バネカバー・高さ調整棒保護材を装着
・台車軸箱を一体型へ変更
・電動車制輪子を焼結型へ変更
・主要機器へ防雪カバー設置
・車端部に着雪防止ふさぎ板設置
・客室暖房を強化  となりました。

付属編成の併結運転はしないため、電気連結器は撤去されました。

E6531000_u101_170702_4 太陽は両先頭車の側面のみに描かれています。

外部塗装は日本海に沈む夕日と稲穂をイメージしたものとしました。

2017年3月改正の、現行のダイヤにおける

特急「いなほ」の運転形態は
         新潟  酒田  秋田                秋田  酒田  新潟
1号 2001M  827   1037    1204     2号 2002M                528      731
3号 2003M  1058      1305        4号 2004M               646       851
5号 2005M  1233      1439    1604   6号  2006M               901   1104  
7号 2007M  1501      1711    1841   8号 2008M  915      1047     1257
9号 2009M  1717      1931       10号  2010M   1258     1426     1633
11号 2011M  1904      2111       12号   2012M              1557     1801
13号 2013M  2120      2329       14号   2014M   1635    1804     2007

となっており、7往復中、3往復が秋田まで来ます。

一方、E657系に主役の座を譲った651系に関しては別の記事で触れる予定ですが、185系に代わって高崎・上越・吾妻線の特急「あかぎ」に投入されたり、1編成は小田原から伊豆急下田に乗り入れる「伊豆クレイル」用に改造されたり、さらには2017年6月23日付のプレス発表では常磐線いわき~竜田間の普通列車に投入されるとのニュースもありました。

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