名古屋~亀山間 関西本線 その4 211系 国鉄時代に投入された4連
関西本線、JR東海の管轄する電化区間を走った電車、最後に紹介するのは211系です。
2005/7/5 枇杷島 国鉄時代に名古屋地区に投入された211系4連C1編成
名古屋地区に211系が最初に投入されたのは国鉄時代の1986年で東海道本線快速列車増発用として、0番台4両編成(McM'TTc')が2本製造されました。車内はセミクロスシートで、先頭車の電気連結器や自動解結装置も非設置でジャンパ栓が装備されていました。塗色は青色の帯に白のストライプでしたが、JR東海のコーポレイトカラーがオレンジ色に決まったことで、1988年に他の211系と同様の湘南色帯になりました。
形式 クモハ211 モハ210 サハ211 クハ210 変成記号の変遷
Mc M' T Tc'
設備 WC
機器 Cont MG/CP
重量(t) 36.0 34.9 23.9 26.8
番号 1 13 13 7 K1~C2~K52
2 14 14 8 K2~C1~K51
配置 新製配置 神領電車区~1989年~大垣電車区~2011年9月~神領車両区
1999年の313系の大量増備で高速ダイヤへの移行に備えて最高速度120km/h対応の工事が施工、台車へのヨーダンパ設置やブレーキの増圧対応工事も行われました。併結した311系・313系のLED式車内案内表示器を操作するための操作盤と、それを車掌が動作確認できるようにLED装置が、乗務員室内に設置されました。2005年には、バリアフリー化対応としてドアチャイムの取付とクハ210形への車椅子スペースの新設が行われました。米原側ボックス席を1組撤去の上、2人掛ロングシートを移設してその跡への設置となっています。さらに集電装置をシングルアーム式のものに交換され、転落防止幌の取り付け、吊り手の増設も行われました。
2012/9/13 名古屋 神領区への転属でC2編成はK52編成に
関西本線での運用は2011年9月の神領区に再配置されてからでした。(211系が関西本線の運用に就いたのは211系5000番台3連が大垣区に投入され、1997年10月の改正でこれら3連が関西本線の運用に就いたときが最初だそうです)。
実際に走行するのは朝と夕方以降の列車で、朝の運用を終えると、亀山駅、名古屋車両区、神領車両区のいずれかに留置となっています。
211系としてはかなり異端な存在でこれまで31年間の車生を送って来ましたが、はたしていつまで運用されるのか注目される存在にかわりありません。
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