近鉄 22000系 新ACEカー
老朽化の進んだ「エースカー」10400系、11400系の置き換え用に1992年に登場したのが2200系汎用特急車、「ACE]で、Advanced Common (Comfort) Express (Easy-operation) の3文字からこのように命名されました。
在来車との併結が可能な貫通方式で、貫通扉はスイング式幌カバーとなっています。屋根が高い卵形断面の車体のため室内空間は広く、側窓のガラスは外付け連続窓となり、乗降扉はプラグドアとしたため、側面の凹凸が減りました。
1992年3月19日から運用が開始され、1996年までに、2両編成、4両編成、合計86両が近畿車輛で製造されました。編成各車両の末尾番号2桁を揃えるため、中間車に欠番があります。
<4連>
モ22100形 Mc VVVFパンタ 44.0t 定員60名
モ22200形 M' DC-DC、CP,BT 41.0t 定員56+2名(車椅子) 洗面室トイレ車椅子対応
モ22300形 M VVVFパンタ 43.0t 定員60名
モ22400形 M'c DC-DC、CP,BT 42.0t 定員56名 洗面室トイレ
<2連>
モ22100形 Mc VVVFパンタ 44.0t 定員60名
モ22400形 M'c DC-DC、CP,BT 42.0t 定員56名 洗面室トイレ
DC-DCは補助電源装置
4両固定編成はパンタ1基、2両編成はパンタ2基搭載
4両編成 15編成 101,102,105-107, 110-112, 114, 120
2両編成 13編成 103,104,108,109,113, 121-128
2017/8/3 近鉄富田 Vista EXと併結の名阪特急
最高運転速度 130 km/h
120 km/h (HSCブレーキ車併結時)
起動加速度 2.5 km/h/s
減速度(常用) 4.0 km/h/s
編成定員 モ22100形・モ22300形:60名
モ22200形:58名、モ22400形:56名
自重 モ22100形:44t、モ22200形:41t、
モ22300形:43t、モ22400形:42t
全長 20,500 mm
(モ22100形 20,800 mm)
全幅 2,800 mm
全高 4,150 mm
(モ22200形 4,135 mm)
台車 KD-304
主電動機 三菱電機 MB-5040A
主電動機出力 135 kW (1,050V) × 4
歯車比 19:82 (4.32)
編成出力 2,160 kW (4両)
1,080 kW (2両)
制御方式 PWM制御GTOサイリスタ型VVVFインバータ制御(ベクトル制御)
制御装置 MAP-148-15VD102A33 4500V/3000A/1C8M
制動装置 KEBS-2 電気指令式電磁直通空気ブレーキ
備考 電算記号: AS(2両)、AL(4両)
2016年頃から塗装変更と並行してリニューアル工事が開始され、2019年頃までに全車の塗装変更とリニューアルを終わらせる予定だそうです。
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コメント
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B767−281様 おはようございます。実は過日の関西遠征で京都より奈良に向かう際例の台風で奈良線が止まっていたため、近鉄電車を利用しました。その際すぐ出るそうなのでこの22000系の特急に乗車しました。距離は近いですが、ほぼ満席で➕500円で乗れるという格安感が良いのかな、と思いました。電車ファンとしてはその昔近鉄特急はなんてインフレナンバーなの?と思っていましたが、他者がいつの間にか追いついてしまい、最近では全く違和感がありません(笑い)
投稿: 細井忠邦 | 2017年9月16日 (土) 06時36分
細井忠邦さま、おはようございます。
私鉄の特急というのは最初は有料だからと乗るのには抵抗感がありますが、値段を見ると意外とお安くて乗ってみようかなと言う気持ちになりますね。
それとインフレナンバー近鉄の場合はあのビスタII世の頃から5桁ナンバー系列ですね。
当時、殆どの私鉄が3桁や4桁の時代でしたから、系列名が憶えられなかったですね。
今では、東武、西武なども5桁ナンバーになり、それも70000位までいっており6桁も登場かと言う時代ですが、東急のように4桁に拘って、2代目、3代目と回して行く会社に分化していますね。
投稿: B767-281(クハ415-1901) | 2017年9月17日 (日) 04時49分