小湊鉄道キハ5800形公開イベント その3 キハ5800形の外観
キハ5800形、自力走行はできないのでキハ210が牽引役を務め研修庫と構内の往復をしました。
現在は両運転台ですが、この写真の左側の運転台が本来、当初から存在する運転台です。本来の運転台側には屋根に上るためのステップが装備されており、後から付けられた運転台にはそれが無いそうです。
小湊鉄道入線にあたり、クハ5800からキハ5800になりました。
後付け運転台側の外部塗色が他の部分と違って見えるのは、かつてダンプカーと衝突事故を起こし、修復した名残だそうです。
先頭から第二軸が駆動軸でこの車輪だけに砂箱が用意されています。
台車は西武の赤電でもよく見たタイプの台車ですが、鉄道院明治45年式台車(電車用)と言うそうです。気動車化改造の際、コロ軸受け化されました。
エンジンDMH-17C1基(出力:180馬力/1,500 rpm)は既に抜かれていますが、昨日の記事にあるようにこの車両が小湊鉄道の気動車としては初の液体変速機方式となりました。
ヘッドライトは導入に伴って2灯式とされ、前面窓はHゴム支持方式に、貫通扉も設けられました。
連結器は貨物列車牽引機関車の役割も務めるためシャロン式自動連結器に交換されました。
ブレーキは自動空気ブレーキです。
日本車輛東京支店昭和35年改造のプレートが両妻面に貼られています。
元々は木製国電であり、製造から103年経過している車体とは思えません。
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