東横線内で90周年「アオガエル」ラッピング5122Fを撮影
9月10日日曜日は所沢で10105F New Red Arrow Classicを撮影した後、副都心線経由で東横線内に向かいました。
以前にも触れましたが、沿線住民ではないのですが東急東横線は小学校の第6学年(1968年)の頃は渋谷~都立大学間を毎週日曜日に乗車する機会があり、高校3年間 (1971年4月 ~ 1974年3月)は渋谷~学芸大学間を通学していました。
2004/5/1 下神明
晩年、大井町線で活躍する東急8000系
高校3年間(1971年4月から1974年3月)は西武新宿線の東伏見もしくは武蔵関から国鉄山手線高田馬場~渋谷を介して、通っていましたが、西武は「赤電」の全盛時代で新宿線では101系すら見ることは殆どないところですが、東急東横線は「アオガエル」の初代5000系もまだ活躍してましたが、地下鉄日比谷線乗り入れの7000系やワンハンドル・マスコン・ブレーキの8000系が走りだしており、西武と東急の格差を感じたものでした。定期券も東急線渋谷~学芸大学間は自動改札用のプラスティックタイプのものが発行されていました。
あれから43年、東横線は2013年3月には渋谷~代官山間が地下化され、副都心線と相互乗り入れが開始され、同時に日比谷線への直通運転、日比谷線からの乗り入れ運転がなくなりました。さらに2017年3月には祐天寺駅に通過線が設置されました。
車両や風景の変化からすれば、当時まだ発展途上だった西武の方が大きく変化し、東急の方は既に発展が終わっていたため、あまり変わっていないように感じます。
東横線開業以来の駅名を調べてみると、学芸大学駅は1927年8月28日、渋谷~丸子多摩川間が開通した際に、碑文谷駅として開業、1936年4月1日、現在学芸大学附属高校がある下馬に校舎が完成し、東京府青山師範学校が移転したときに青山師範駅に改称、1943年2月1日、同年4月の師範教育令改正で東京第一師範学校になるのに先んじて駅名を第一師範駅に改称、そして1952年7月1日、1951年3月31日の東京第一師範学校廃校から1年3か月遅れで現在の駅名になりました。その学芸大学も1964年に小金井市に移転し、一方で1954年4月、教育学部付属高校が開校、本部は下馬、校舎は竹早と世田谷の2校舎方式とし、1961年に大学移転後の下馬統合され、学芸大学附属高等学校で今日に至っています。一方で東急東横線の駅名は大学移転後も引き続き、学芸大学のままです。
都立大学駅は1927年8月28日、柿の木坂駅として開業、1929年、7年制の旧制高校・旧制府立高校の設置で、1931年7月25日、府立高等前駅に改称、1932年3月31日、府立高等駅に改称、1943年12月1日、都立高校駅に改称、1949年の学制改革で旧制都立高校の尋常科は東京都立大学附属高校に、高等科が東京都立大学教養部と諸学部に改組され、駅名も1952年7月1日、都立大学駅に改称されました。1991年、都立大学は附属高校を残して、八王子市南大沢にに移転、2011年には都立大学としての歴史を閉じ、首都大学東京となりました。附属高校もその後、桜修館中等高等学校になりました。
都立大学も、学芸大学も本来なら、〇〇大学附属高校前とでもすべきところを未だに〇〇大学としている点も面白いですね。
2013/10/6 多摩川 今回、ラッピングされた5122F
1926年2月14日、東京横浜電鉄が丸子多摩川(現・多摩川)~神奈川間を開業し、1923年11月1日に目黒~蒲田間が全通した目蒲線と相互乗り入れを開始しました。そして、1927年8月28日、渋谷~丸子多摩川間が開業し、渋谷~神奈川駅間の直通運転が開始され、路線名が東横線となりました。
それから90年を記念して二代目5000系8連の5122Fに昔の東急緑色のラッピングが施され、「アオガエル」となりました。
5122Fは本来、田園都市線用に製造された5000系ですが、5118、5119、5120、5122Fの4編成は8両編成で元住吉検車区に所属し、東横線で活躍しています。
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