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2017年10月28日 (土)

四日市あすなろう鉄道 近鉄260系電車 ク160形 サ180形

昨日のモ260形に続いて、今回は同時期に新製されたク160形、さらにモ260形とサ160形の中間車として従来のサ120形の置き換えのために新製されたサ180形を紹介します。

161_170806 2017/8/6 日永

161_170806_2 ク161の車内、ワンマン化に伴う運賃表示器の設置

昨日の記事で近鉄時代の1982年から1983年にかけてモ260形が5両、ク160形が3両新製されたと書きましたが、モとクの両数が異なるのは、この時点で在来車の完全な陶太は考えず、三重交通時代に造られた比較的経年の浅い車両は引き続き使用する方向を意味していました。

161_170806_3 ク161の車内

この時に1949年製のモニ220形を電装解除してサ120形1954年製サ130形(旧三重交通サ360形)に260系とおなじ運転台ブロックを取り付けてク110形、もしくはそのまま更新工事を実施してサ120形にし、自動ドア化などの改造を実施して引き続き使用しました。

161_170806_4
サ180形は四日市あすなろう鉄道移管後の2015年に新製されましたが、軽便鉄道の車両新製は下津井電鉄2000系の27年振りのことだそうです。2015年9月27日より、モ261ーサ181-ク161の3両編成で運転を開始しました。

162_170806_2 2017/8/6 内部

従来車のモ260形・ク160形は車体の屋根・外板・床面・ドアエンジンなどの老朽化が著しい部分を全て新造交換して乗務員室寄りの側扉は乗務員扉のすぐ後ろへ移設しました。サ180形の客室扉は車端側に点対称配置の片側1扉としています。各車両の側窓はすべてUVカットガラスの固定窓とし、一部の窓を内折れ式の開閉窓としています。

163_170806 内部工場内にいたク163

サ180形はク160形と同等のペデスタル式軸箱支持装置を備えた金属バネ台車のKD-219H形を新製して装着しました。

181_170806
182_170806

2016年鉄道友の会ローレル賞に選定されています。

サ180を加えたリニューアル編成の諸データ

車両定員    
モ260:75名→62名
サ180:50名
ク160:75名→62名

自重     モ260:13.6t→18.8t
サ180:13.0t
ク160:12.0t→16.5t

車体長    
モ260:15600 mm
サ180:11,460 mm
ク160:15,600 mm

車体幅    
モ260・サ180・ク160:2,106 mm

車体高    
モ260:3,775 mm
サ180:3,160 mm
ク160:3,190 mm

車体材質    
モ260・サ180・ク160:普通鋼

台車
モ260:KD-219C
サ180:KD-219H
ク160:KD-219D

電算記号 U

モ261-サ181-ク161(2015年9月リニューアル)
モ262-サ182-ク162(2016年8月リニューアル)
モ263-サ183-ク165(2017年9月リニューアル、ク165は新製)

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