三岐鉄道北勢線 三重交通サ360形→130形
現在、北勢線で活躍するクハ130形、サハ130形は三重交通時代の1954年にそれまで在籍していた種々雑多な木造客車を代替、淘汰する目的で製造されたサ360形をオリジンとしています。
2017/8/6 楚原
西桑名を出発したときは良い天気でしたが、楚原を過ぎたあたりで突然の大雨が降りだしました。交換した編成の先頭車はクハ134でした。
準張殻構造、軽量車体設計を基本とする半鋼製車体で、4両ずつ2回に分けて発注され、ナニワ工機が361, 362, 365, 366を帝国車輛が363, 364, 367, 368を製造しました。
構体は全溶接構造の鋼製ですが、平滑なノーシル・ノーヘッダー構造とはならず、窓下にウィンドウ・シル(補強用帯板)が取り付けられ、内装および床板は木製です。
2017/8/6 阿下喜 中間車に再改造された136
右端のルーバーは据え置きタイプのエアコンです。
台車は住友金属工業の一体鋳鋼側枠を持った軸バネ台車が装着されました。ブレーキは非常弁付き直通空気ブレーキ(STEブレーキ)が採用されました。
当初は三重線に投入されました。
1965年の三重電気鉄道の近畿日本鉄道への合併で、サ130形131-138に改番され、1977年の北勢線近代化では、編成の固定化が実施されました。このときにサ133は内部・八王子線に転属しました。
サ134・136は制御車に改造されク134・136になりました。ク136は1991年に再度、付随車に改造されました。
(身内に不幸があり、急遽、福井へ行かなくてはならなくなったため、明日から、数日アップが出来なくなります。戻り次第、再開します)。
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