三岐鉄道三岐線の歴史
2017年8月の愛知・三重方面の旅行、三岐鉄道北勢線と四日市あすなろう鉄道と我が国に残る貴重なナローゲージ鉄道を見てきましたが、今回からは三岐鉄道三岐線について触れようと思います。こちらも小さい頃から慣れ親しんだ西武鉄道の車両が多く活躍する路線であり、訪問が楽しみな路線でした。
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三岐鉄道の社章 本社は四日市市富田三丁目22番83号
まずはこの路線の成り立ち、辿ってきた歴史について見てみようと思います。
三岐鉄道の社名は三重と岐阜(関ヶ原)を結ぶことを目的したことに由来するもので、鉄道事業は小野田セメント系の鉱山関係の企業であったため、三重県の鉄道が一時、近鉄の経営傘下に入った時代でも独立を保ちました。
1927年3月、当初は浅野セメントが藤原鉄道、小野田セメントが員弁鉄道として鉄道敷設免許を申請しましたが、11月に藤原鉄道として一本化されました。
下付された免許の区間は(四日市市 - 不破郡関ケ原町間、四日市市 - 三重郡塩浜村間、員弁郡大長村 - 三重郡富田町間、三重郡三重村 - 同郡川島村間)でした。
会社は1928年9月20日に設立、社長は三重県の実業家伊藤伝七が就任し、取締役は浅野セメントや小野田セメント関係の重役が名前を連ねました。後に浅野セメント、小野田セメントは現在の太平洋セメントになります。
1931年7月23日に三岐線富田~東藤原間、12月23日には東藤原~西藤原間が開業しました。三岐線は26.5km 軌間は1067mm
1932年、小野田セメント藤原工場が操業を開始し、1933年1月より、セメントを出荷し始めました。
1935年6月26日、四日市起点1.1km-保々間及び連絡線の免許が失効
同年12月13日、起業廃止(許可)(四日市 - 四日市起点1.1km間、三重郡常磐村 - 同郡川島村間)
1937年、西藤原~関ヶ原間の免許は失効し、同区間の延伸は断念されました。
1952年12月1日、国鉄四日市駅まで旅客列車直通運転開始。
1954年3月29日、全線電化、貨物列車で電気機関車使用開始。
1956年12月25日、電車運転開始。
1970年6月25日に、近鉄連絡線、三岐朝明信号場~近鉄富田間、1.1kmが開業し、旅客列車は近鉄富田駅に乗り入れを開始しました。
1974年4月1日、富田・近鉄富田~東藤原間でCTC化。
当初、この連絡線の建設に国鉄富田駅前の商店街は反対したため、完成後も国鉄富田駅への旅客列車は継続されましたが、近鉄富田駅への利用者が圧倒的に多いことから、1985年に旅客列車の発着は近鉄富田駅に統一されました。
2001年開業70周年を記念して、西藤原駅に蒸気機関車のテーマパーク「ウィステリア鉄道」をオープン。
2003年4月1日、以前の記事にあるように近畿日本鉄道から北勢線(西桑名~阿下喜)間を譲り受け営業を開始しました。北勢線は20.4km 軌間は762mm
2003年9月15日、貨物鉄道博物館が丹生川駅に隣接して開設されました。
三岐線は全線単線、直流1500V電化の路線で、富田~東藤原間でセメントを中心とした貨物輸送が行われていますが、かつては西武鉄道、秩父鉄道、樽見鉄道でもセメント輸送が行われていましたが、西武鉄道が1996年、秩父鉄道・樽見鉄道が2006年に廃止したため、現在も継続中なのは三岐鉄道のみとなっています。
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