貨物鉄道博物館の保存車 1 東武39号蒸気機関車
貨物鉄道博物館に保存されている車両、最初は東武39号機関車として保存されている蒸気機関車です。
1898年に英国シャープ・スチュアート社で6両が製造され、日本鉄道に納入された官設鉄道5500形の同形機だそうです(製造番号4437)。英国シャープ・スチュアート社の形式ではSSbt2/4形(207-212)と称したそうです。1906年の日本鉄道国有化で官設鉄道に籍を移し、1909年の形式称号規程で5650形(5650-5655)となりました。主に東北、常磐、高崎線で使用され、最後は仙台鉄道局管内の新津に集められました。
1922年に全機が東武鉄道に譲渡され同社のB4形(35-40)に改番されました。39号機は1966年まで貨物列車の牽引に使用されました。
廃車後、東京都豊島区の昭和鉄道高校で保存されていましたが、校舎改築で移転先を探していたところ、2003年に当館か開館することとなり、こちらで保存されることになりました。
6両のうち、3両が静態保存されており、37号(旧5652)は千葉県内で個人によって保存、40号(旧5655)は埼玉県南埼玉郡宮代町町役場前に保存されています。
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