三岐鉄道 保存車両 E102蒸機
三岐鉄道三岐線の終点、西藤原駅構内の保存車両、今回は蒸気機関車E102号機について触れます。
一見するとアメリカ製の蒸機かと思いますが、1931年大阪の汽車会社で製造された機関車で三岐線の開業にと用意された機関車でした。1954年の全線電化で大阪セメント伊吹工場に移籍となり、セメント列車を牽引や入れ換えに従事しました。2001年の三岐鉄道開業70周年で同線に呼び戻され、展示となりました。
1931-7 汽車製造大阪工場 製番1165
1954-2-26廃車
1954-2譲渡 住友大阪セメント伊吹工場
1956ころ? 電化により廃車
工場正門で保存
2001-4移転 西藤原駅
とのことです。
三岐鉄道の開業に際してはE101,E102の2両が準備され、両方とも1C1タイプのタンク機関車でしたが、E101は日立製作所製でした。E101は1955年12月まで在籍し、大鐵車輛工業で整備改造の上、日本レイヨン(現ユニチカ)宇治工場に売却され入れ換え作業に従事し、その後信越化学工業武生工場に移り、S1形に改番されましたが、後年廃車解体となったようです(データはこちらのサイトから)。
最後まで読んで戴きありがとうございます。
上のリンクをクリックされると面白い鉄道記事満載のブログ村。もしくは鉄道コムに飛ぶことができます。
« 通勤電車E231系シリーズ 武蔵野線にE231系走り始める | トップページ | 三岐鉄道 保存車両 三岐通運DB25 »
「旅行・地域」カテゴリの記事
- 2023年 北九州旅行 その68 最後は新山口から山陽・東海道新幹線で(2023.11.14)
- 2023年 北九州旅行 その67 博多まで延伸された福岡市地下鉄七隈線(2023.11.13)
- 2023年 北九州旅行 その66 門司から博多へ 鹿児島本線駅巡り その4 千早駅(2023.11.09)
- 2023年 北九州旅行 その65 門司から博多へ 鹿児島本線駅巡り その3 香椎駅(2023.11.08)
- 2023年 北九州旅行 その64 門司から博多へ 鹿児島本線駅巡り その2 遠賀川駅(2023.11.07)
「蒸気機関車」カテゴリの記事
- 「黒い」山手線 内回り走行を撮影(2022.10.11)
- 2018年晩夏 長野県内の保存蒸機を見て歩く旅 5 上諏訪駅周辺あれこれ(2020.09.21)
- 日本工業大学工業技術博物館の2100形2109号機 その3(2020.09.14)
- 日本工業大学工業技術博物館の2100形2109号機 その2(2020.09.11)
- 日本工業大学工業技術博物館の2100形2109号機 その1(2020.09.10)
「私鉄」カテゴリの記事
- 最近の流鉄 若葉の新色化、「あかぎ+なの花」混結編成の解消(2023.10.24)
- 再び 馬橋へ 流鉄の混結編成を撮影しに(2022.05.16)
- 流鉄 5000形 「あかぎ」+「なの花」混結編成(2022.05.11)
- 流鉄 5000形 ニューデザインの「流星」(2022.05.10)
- 通勤電車シリーズ 205系 47 富士急行への譲渡 part1 2017年度までに譲渡された編成(2022.04.14)
« 通勤電車E231系シリーズ 武蔵野線にE231系走り始める | トップページ | 三岐鉄道 保存車両 三岐通運DB25 »
コメント