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2017年12月 7日 (木)

左内頸動脈狭窄症で再び入院 その1

2014年4月に拙Blogにおいて、人間ドッグ検査でA病院の代謝内科の患者となり、その診察の一環で左側の頸動脈分岐部にプラークが発見され、某大学病院Bに検査入院し、3泊4日での検査の様子をレポートしました(記事12)。

この時点では
○狭窄の度合いは62%(造影像からのNASCET法による測定)
○それ以外の頸部、頭蓋内に明らかな狭窄や動脈瘤の形成は認められない。
○頸部エコーのデータから血流の速度は179cm/secで基準値の200を下回っており、高度な狭窄ではない。
○脳血流の様子は左側も右側同様に認められ狭窄が血流低下を引き起こしてはいない。
○頸部MRIの画像から、狭窄部のプラークはかなり水分を多く含んだ柔らかい状態と判断された。
とのことでした。

その後、半年、あるいは1年に一度程度の頻度で超音波エコー法により、狭窄前後の血流をモニターして貰っていました。2017年春から主治医のB大学病院の教授が東京のC病院に転勤され、私もC病院でフォローアップ診察を受けることにしました。

1s 左は頭部を正面から見た脳の動脈の様子 右は左側から見た動脈の様子
私は矢印の部位に血管狭窄(プラーク)が見つかりました。

今年も11月中旬にC病院で超音波エコーの診断を受けました。その際に、技師の方が「右の手足が麻痺するとか痺れることありませんか」と妙なことを訊かれました。その後、主治医の外来診察に行くと「○○さん、(私のこと)の診察券が提出されて安心したよ、もうどこかに入院しているかも知れないと思っていたからね。」との第一声に驚かされました。

と言われても私自身は、脳梗塞を疑うような自覚症状は全くありません。

話を聞いてみると、先日の超音波エコーで、狭窄部から脳に至る血管の血流が殆ど無いことが示唆されたとのことでした。恐らく、狭窄部(プラーク)が爆発して、血球や細胞のかけらなどが血栓・アテロームとして脳に向かう血管に詰まったのではないかとの診察でした。

検査の後、私の携帯や自宅宛に電話をかけたのだが電話が通じなかったので、「既にどこかに入院しているのかもしかしたら生きていないのでは」と思われていたとのことでした。
外来での診察もそこそこにすぐにMRI検査を予約し、MRIで脳血管の血流を見ることになりました。
MRIの解析像では、血流のある血管は白い筋として像になりますが、上の左図で左右対称に脳に通じる血管のうち、左側のプラーク以降の血流が全く像として写っていないことが明らかになりました。

心臓から左脳に血液を送る脳動脈のメインルートが詰まってしまっているのに、脳梗塞等の自覚症状はない・・・ということは「右側の頸動脈から左側の脳に血液が行くバイパスルートで血流が行っているために脳梗塞の症状が出ていない」ことが考えられるということになります。
ということで、12月4日から6日まで2泊3日の予定でC病院に入院、血管造影剤検査MRI検査、脳シンチグラフィー検査(核医学検査)を行うことになりました。

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コメント

B767-281様 お大事にどうぞ!

お大事にしてください。

B767ー281さん、診断をお聞きして 驚いています。


私は8年前の今日に脳梗塞になり、前方へ倒れました。

脳梗塞は軽度でしたが、下顎を骨折したことが重傷でした!

1ヶ月半 猿ぐつわをされるように 口を開口できなくなりました!


頑張って完治してください。
お大事にしてください。

血管の病気は怖いですね。それが脳となると尚更。
お大事にお過ごしください。

細井忠邦さま、にわとりさま、準急豊島園さま、MiOさま、おはようございます。

いつも拙Blogを見ていただき、さらに今回は応援のメッセージありがとうございます。
まだ、今後の治療方針は主治医から聞かされていませんが、現時点で2泊3日の入院から無事普通の生活に戻れたことは良かったと思っています。

血管の病気というのは自分が全く自覚しないうちに狭窄が起こったり、詰まったり、準急豊島園さまのように突然こん倒したりと怖ろしいものだと言うことがよく分かります。

防止には普段の生活習慣で血糖値(Hb-A1c)や中性脂肪、コレステロール値に気をつけることが大事ですが、私も2ヶ月に一回代謝内科にかかってはいましたが、プラーク形成、爆発、血栓と発展してしまいました。幸い、バイパス路のおかげで無自覚症状の今日という状態です。
皆さんも人間ドックや定期健康診断を行って、異常値があったらすぐに医師に相談する方が安全です。

B767-281さん、おはようごじゃいます。お大事になさってくだされ。

マスダっち1971さま、おはようございます。

お久しぶりです。ありがとうございます。
マスダっち1971さまもメタボリックシンドロームや
それに伴う血管系のトラブルには日頃から気をつけて下さい。

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