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2017年12月 4日 (月)

京王井の頭線 二代目1000系の時代1 一次車1701F~1705F

井の頭線で活躍した3000系、引退後の活躍はアルピコ交通、北陸鉄道などでも見られますが、まだ撮影していないので、訪問する機会があれば続編を記事にします。

続いては、現在、井の頭線で活躍中の二代目1000系の話題です。

1701_091010 2009/10/10 下北沢 1701F

1751_171113_21 2017/11/13 高井戸

二代目1000系は3000系以来、33年ぶりの新車として1995年に製造が開始され、1996年1月9日から、営業運転が開始されました。井の頭線としては初の20m級4扉車体でVVVFインバータ制御車両となりました。「京王帝都電鉄」最後の新規形式であり、「京王電鉄」と社名変更後も増備が続けられました。現時点までに3000系とおなじ29編成が登場しており、製造は東急車輌製造と日本車輌製造です。

1702_170217_21 2017/2/17 新代田 1702F

1752_170213 2017/2/13 高井戸

主要諸元

編成     5両 (2M3T→3M2T) 1701Fから1710Fまでは2M3T,1711F以降は3M2T
最高運転速度     90 km/h
設計最高速度     110 km/h
起動加速度     2.6(1710Fまで) km/h/s
3.3(1711F以降) km/h/s
減速度(常用)     3.7km/h/s
減速度(非常)     4.0km/h/s
編成定員     748
車両定員     143(先頭車)・154(中間車)
全長     20,000mm
全幅     2,864mm
全高     4,100mm
主電動機     かご形三相誘導電動機
主電動機出力     180 kW(4次車まで)
160 kW(5次車)
駆動方式     WNドライブ
歯車比     99:14=7.07:1
制御装置     VVVFインバータ制御
制動装置     回生ブレーキ併用電気指令式空気ブレーキ
保安装置     京王形ATS

1703_171113 2017/11/13 高井戸 1703F

1753_171113_2 2017/11/13 高井戸

←渋谷方 1701F~1710F
               <            <             <
クハ1750ーデハ1100-サハ1500-デハ1000-クハ1700
 Tc1          M             T             M'          Tc2
  CP        VVVF SIV               VVVF SIV    CP

VVVFインバータ制御装置の制御素子は1710Fまでの奇数編成は東洋電気製造製GTOサイリスタ、偶数編成は日立製作所製IGBTです。

←渋谷方 1711F~1715F、1721F~1734F
               <            <             <
クハ1750ーデハ1100-デハ1050-デハ1000-クハ1700
 Tc1             M           M1            M2        Tc2
  CP        VVVF SIV               VVVF SIV    CP

1704_170213_21 2017/2/13 永福町 1704F

1754_170218 2017/2/18 高井戸

1711F~1715Fは東洋電気製造製IGBTでデハ1000形にはユニットを組むデハ1050形も制御するATR-H8180-RG682A-Mを、単独M車のデハ1100形はATR-H4180-RG683A-Mを搭載しています。1721F以降は日立製作所製IGBTでデハ1000形にVFI-HR2820Kを、デハ1100形にVFI-HR1420Tを搭載しています。

1705_170507_21 2017/5/7 高井戸 1705F

1755_170507 2017/5/7 高井戸

パンタグラフが3基搭載で、1710Fまではサハにも搭載されており、1710Fのデハ1010でシングルアームパンタが試験搭載された後、1711Fから新造時からシングルアーム式が搭載されました。

一次車は1995年度製造で、
1701F  1995/11/17  東急
1702F  1995/11/21 東急
1703F  1996/1/19  東急
1704F  1996/2/1     東急
1705F  1996/2/15   日車

本日から取り敢えず2泊3日で不在となりますので、その間updateは行えません。

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コメント

B767-281様お早うございます。1000系2代目ですね。3000系はまだ十分使えそうだったので、6両化した方がいいのでは?と思っていましたが、この路線も大変混雑するので、4扉車に統一して良かったと今では思っています。最近の更新で中間サハがM化されていますね。

細井忠邦さま、おはようございます。

1000系の初期タイプも登場から20年以上が経過し、リニューアルが始まっているのですね。時間の経つのは早いものです。同じ頃、生まれた3日目の子どもが成人して大学の後半に入っていますからね。
1000系の記事はまだまだ続きますが、リニューアルによる3M2T化も加えておきます。ありがとうございました。

井の頭線の輸送力増強策は3000系の6連化の方がいいのではないかと思っていたこともあり、現実に20m4扉の車両が入ったのを見た時には驚きと同時に駅の改良や微々たる曲線半径の変更など並々ならぬ試行錯誤や苦労があったのではないかとしみじみ感じたものです。令和の今、中央線グリーン車投入で単線化しか即興で可能な選択肢が無かった東青梅の悲劇を見てるので尚更です。
しかし、もっと驚きは先祖返りした形式命名でした。3000番台に空きがあるのだから“3200系”として
クハ3800
デハ3200
サハ3900(→デハ3250)
デハ3300
クハ3850
とすることも可能だったはずです。京王は百の位で細かく形式を分けることや百の位に3がつくのを嫌ったのかな?とか形式付番の謎はここ京王にもありそうです。思えば百の位が3の車両は1984年に井の頭線最後の旧型緑色車として消えたサハ1300が最後で、京王本線には百の位が3の車両が実在しません。6000系の付属編成のデハも6400or6450ですから…

ねこたろうさま、こんにちは。

京王の付番ルールに百の位に3が付くのを嫌うというのがあったとは知りませんでした。いろいろな私鉄の形式番号を観ていて、その付番ルールを理解するのは結構大変です。
東青梅の12両化対応工事、両側が踏切に挟まれたホームを如何に延長するか、そこで採られた究極の選択が交換機能の廃止、単線化だったのですね。

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