小菅の複々線を走る様々な列車達 東武の車両編 13 10030系 4R車
今年も残すところあと2週間とちょっととなりました。今年1年の拙Blogの記事タイトルを"Updates 2017"で概観してみると、1月までは2016年からの流れで一定の周期でタイトルが循環していましたが、2月からは同じシリーズの記事が連続する構成にかわりました。
そこで今回はしばらく遠ざかっていた東武の通勤車両に関する記事で行こうと思います。東武10000系に関しては1月25日の記事で2Rから10Rまで編成別の記事は終わりました。
1988年4月に10000系のマイナーチェンジ版として10030系が伊勢崎線・日光線に登場しました。正面形状は1987年以降の8000系修繕者に似たデザインに変更され、10000系のコルゲート車体からビートプレス車体に、そしてステンレスの光沢を抑えたダルフニシュ仕上げとなりました。
台車はボルスタレス式に補助電源装置はブラシレスMGからSIVに変更され、乗務員室には簡易モニタが設置されました。CPもHB-2000から低騒音のHS-20になりました。
2017/1/9 朝霞台
東上線で活躍する車両は6+4編成が固定化されています。
1989年からは東上線にも登場し、2R(50番台から), 4R, 6R, 10R車が製造され活躍中です。
まず、今回は30番台の編成からゆきますので、2R車はなく、4R車からです。
4R車30番台は11431Fから11448Fの18編成が製造されました。
一次車 11431(1988.2) 富士重工 11432(1988.3) 富士重工
二次車 11433, 11434(1988.7) 東急車輛
三次車 11435~11436(1989.3) アルナ工機
四次車 11437(1989.3) アルナ工機
五次車 11438 (1990.2) アルナ工機
六次車 11439(1990.8) 東急車輛 11440, 11441(1990.10) アルナ工機 11442, 11443 (1990.11) 東急車輛
七次車 11444(1991.8) 東急車輛 11445(1991.11) アルナ工機
八次車 11446, 11447(1992.3) アルナ工機 11448(1992.1) 富士重工
1989年製の3次車から側引き戸がステンレス製からアルミハニカム構造に変更され、ガラス押えアルミ枠の構造も変わりました。1990年製の6次車からラジオ受信装置が新設され、各車にFM放送用ロッドアンテナ、AMアンテナを吊手棒に併設しました。さらに七次車からは吊り手の形状が丸型から三角形に変更され、枕木方向にも増設されました。
東上線では10030系の4連と6連の固定連結、10連化がなされており、11443Fは11639Fと永久固定連結状態で、2014年3月のリニューアル時に11443、16639の運転台が撤去されT車となっています。さらに両編成のVVVF化も2014年6月に施工されています。
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