京王井の頭線 その路線と3000系の時代 その5 岳南電車で活躍中の元京王3000系2 岳南8000形
昨日に続き、岳南電車(岳南鉄道)に譲渡された元京王3000系、今回は2連バージョンの8000形です。
7000形が1996年からの登場でしたが、その時には5000系は完全に淘汰されずに予備車として残っていました。その5000系を完全に置き換えるため、2002年11月16日から運転開始されました。
種車となったのはデハ3110+デハ3060の第10編成の一部で、元々は中間車に運転台を取り付けての導入となりました。ただ、7000形の時とは時期が異なり、運転台機器は京王6000系由来のものになったため、同鉄道としては初のワンハンドルマスコン方式となりました。
運転台改造の工法も変更され、運転席後方の窓は連結面の小型窓を再利用しています。3060は1967年1月20日、3110は5連化に伴う追加で1972年11月15日竣工と製造時期が異なり、冷房機器なども2両で異なります。2002年という導入時期から、車椅子スペースも設けられ、バリアフリー対応が図られました。
7000形との識別で緑の塗装、京王2700系などのグリーン車とは多少違う、になり、公募により、「がくちゃんかぐや富士」との愛称が与えられました。岳南線沿線は竹取物語発祥の地であることから、「かぐや」が入っています。
ちなみに日本各地に竹取物語発祥の地があり、
静岡県富士市
京都府向日市
奈良県広陵町
奈良県高取町
岡山県真備町(現、倉敷市)
京都府八幡市
京都府長岡京市
広島県竹原市
香川県長尾町(現、さぬき市)
鹿児島県宮之城町(現、さつま町)
滋賀県長浜氏木之本町 などがあります。
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