黒磯~白河へ 東北本線の輸送体系の変化 その4
2017年10月14日のダイヤ改正で輸送体系が大きく変化した東北本線、黒磯~新白河間、今回は新白河駅の様子です。
この駅は太平洋戦争中の1944年10月11日鉄道省東北本線の磐城西郷信号場として開設されました。
同年11月16日には三菱製紙白河工場への専用線が開設され、紙製品や工場燃料の石油、化学薬品などが輸送されるための車扱貨物の取り扱いが開始されました。
新白河駅の横にJ日本中央競馬会(JRA)の場外勝馬投票券発売所 (WINS)ウインズ新白河があり、その手前に右手にカーブして入って行く線路がかつての三菱製紙白河工場への引き込み線です。
駅に昇格したのは1959年4月7日で磐城西郷(いわきにしごう)駅となりました。1982年6月23日、東北新幹線の開業で新幹線の停車駅となり、新白河駅と改称されました。
車扱貨物時代の留置線は残されていますが、非電化で有効長も短いようで、E531系3000番台5連の留置不可能で、隣駅の白河駅の電留線を使っているようです。
駅は西郷村と白河市の境界部に位置し、新幹線の停車する駅としては唯一村に所在する駅となっています。
1994年12月3日、工場の減産等により、専用線の貨物の扱いが廃止されました。2001年4月1日からは管轄が東京支社から仙台支社に変更されました。
郡山方向から黒磯方向へ
5番線に入線しているキハ110系は郡山から回送されてきた車両で、E531系に代わってこれから新白河~黒磯間の運用に入ります。中央の番線は車止めで北と南に分断されています。
ホームは新幹線が2面2線(1~4番線、2,3番線は通過線)、在来線は2面3線で、中線の中央に現在の西武鉄道東村山駅のように車止めが設置され、黒磯からの折り返し列車と郡山方面からの折り返し列車が入線し、同一ホーム上で乗り換えるようになっています。
在来線ホームに寄り添うように新幹線ホームがありますが、高低差はかなりあります。
寝台特急などが廃止されてしまい、ここを通過する定期の旅客列車はなく、貨物列車のみが通過してゆく状況です。
最後まで読んで戴きありがとうございます。
上のリンクをクリックされると面白い鉄道記事満載のブログ村。もしくは鉄道コムに飛ぶことができます。
« 黒磯~白河へ 東北本線の輸送体系の変化 その3 | トップページ | 黒磯~白河へ 東北本線の輸送体系の変化 その5 »
「駅」カテゴリの記事
- 2024年春の名古屋周辺旅行 養老鉄道編 大垣から揖斐へ(2025.02.12)
- 2024年春の名古屋周辺旅行 遠州鉄道編 その3 遠州鉄道の沿線風景(2025.02.11)
- 2024年春の名古屋周辺旅行 遠州鉄道編 その1 遠州鉄道の歴史(2025.02.04)
- 青梅線開通130周年、青梅駅駅舎築100年(2024.11.28)
- 西武4000系 4017F 西武秩父線開業55周年記念ラッピングを撮影(2024.11.25)
「貨車・貨物列車」カテゴリの記事
- 2024年春の名古屋周辺旅行 遠州鉄道編 その2 遠州鉄道の車両 ED28形電機とホキ800形貨車(2025.02.10)
- 2024年度 新鶴見配置の2番機 EF210-364号機を八王子にて撮影(2025.01.28)
- 2024年度 吹田配置の1番機 EF210-365号機を撮影、新座でのEF210の競演(2025.01.27)
- 秩父鉄道の電車・貨物列車を久しぶりに撮影(2024.11.26)
- 2023年晩夏の関西旅行 JR貨物編 その3 彦根駅を通過する東海道線貨物列車(2024.11.14)
「電機EH500」カテゴリの記事
- 2023年 北九州旅行 その64 門司から博多へ 鹿児島本線駅巡り その2 遠賀川駅(2023.11.07)
- 2023年 北九州旅行 その63 門司から博多へ 鹿児島本線駅巡り その1 西小倉駅(2023.11.06)
- 2023年 北九州旅行 その16 現在の関門のヌシ EH500 仙台からの転属組 part3 66号機 (2023.07.06)
- 2023年 北九州旅行 その15 現在の関門のヌシ EH500 仙台からの転属組 part2 73号機 (2023.07.05)
- 2023年 北九州旅行 その14 現在の関門のヌシ EH500 仙台からの転属組 part1 65号機 (2023.07.04)
「電車701系」カテゴリの記事
- 黒磯~白河へ 東北本線の輸送体系の変化 その4(2017.12.27)
- 黒磯~白河へ 東北本線の輸送体系の変化 その3(2017.12.26)
- 秋田旅行 車両個別編 標準軌対応 701系 5000番台(2017.07.13)
- 秋田旅行 車両個別編 高頻度輸送のための701系 100番台(2017.07.12)
- 秋田旅行 車両個別編 高頻度輸送のための701系 基本番台(2017.07.11)
« 黒磯~白河へ 東北本線の輸送体系の変化 その3 | トップページ | 黒磯~白河へ 東北本線の輸送体系の変化 その5 »
コメント