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2017年12月23日 (土)

黒磯~白河へ 東北本線の輸送体系の変化 その1

2017年10月14日、JR東日本のダイヤ改正では東北本線黒磯駅の交直切り替え設備廃止、直流一本化工事完了に先駆けて、旅客車両の運行形態を変更する改正が行われました。

2017年12月16日、ED75が現役の頃、そしてEH500がメインになってからも何度か訪問した黒磯駅と新たな輸送体制になった東北本線の黒磯~新白河~白河間を見るために青春18切符を利用して訪問しました。何回かのシリーズとして報告しようと思います。

171216 2017/12/16 黒磯駅に到着する列車内から

黒磯駅の歴史を見てみると、

1886年12月1日、日本鉄道の駅として開業、機関庫、保線区も開設
1906年11月1日、鉄道国有法により国有化
1909年10月12日、線路名称制定で東北本線の所属に
1921年4月11日、黒磯~白河間の路線変更、勾配緩和で補助機関車の運用廃止、黒磯機関庫は白河機関庫分庫に、11月14日、保線区は白河保線区に移転
1959年3月10日、東北本線電化工事で黒磯電力支区新設、3月16日、電化と交直接続に備えて、駅構内の線増、留置線新設工事完了、5月22日、宝積寺~黒磯間が直流電化、7月1日、黒磯~白河間が交流電化され、地上切り替え方式の交直流接続設備が設置

171216_2
進行方向の下り線には1968年のヨンサントウ改正に向けて設置されたデッドセクションが見えます。このセクション設置で車上切り替えで黒磯駅に停車せず通過する特急列車が増えました。また右手の線路群はかつての直流電機溜まりです。

Ef66_33_030517 2003/5/17 直流機溜まりで出番を待つ電機たち

Ed75_1010_030211 2003/2/11 交流機溜まりで出番を待つED75たち

171216_2_2 2017/12/17 交直切換断路器

030215 2003/2/15

交直流の切換指令を受けて下に箱形の機械が伝達棒を動かし、上にある切換機のナイフを90度動かして各線路の架線の交流・直流印加を切り替えるという非常にシンプルな方式です。ナイフが動いて電極に接触するとジーという音がします。

Ac_030215
出発信号機と入換信号機の間に設置されている信号機が地上切換の電源状態を示す信号機で縦に青色2灯の表示はDC印加状態です。

Dc_030215
AC印加状態になると赤色横2灯になります。

070520 2007/5/20

こういった運転切換要領が掲示されていました。

Ed75_90_060805_2 2006/8/5 重連で黒磯までの運用を終え、交流機溜に引き上げるED75

Eh50058_171216_2 2017/12/16 

Ef65_1059_030215_2 2003/2/15 交流機からバトンを受けて黒磯以南を牽引するEF651059

しかし、

①設備が老朽化してきたことや構内き電系統が複雑なため、2008年9月には作業員の感電死亡事故も発生したこと、
ED75の運用が終了し、EH500に統一されたこと、さらにEH500の青森以北の運用が無くなり、首都圏運用が拡大されたこと
等により、日本唯一の地上切換設備を廃止し、構内を直流化し、

171216_2_3 2017/12/16 黒磯発新白河行き列車からの前面展望

右手に見える交直切換セクションは5番線を通過する列車用に設けられたもの

新たに那珂川鉄橋の南側付近に新たなデッドセクションを設け、それ以南を直流、以北を交流化することにしました。

そういった工事が完了する前に、北側から黒磯駅に乗り入れていた交流車両(701系やE721系)は新白河駅止まりとし、黒磯~新白河間は勝田車両センター所属の常磐線に投入されているE531系の耐寒装備強化タイプの3000番台と郡山センターのキハ110系気動車が投入されることになりました。

12/28追記:黒磯駅構内の直流化、駅北方のデッドセクション設置工事は2018年1月1日から3日にかけて行われるそうで、この工事のため、早朝時間帯と深夜の時間帯に那須塩原~黒磯~新白河間の列車に運休等が発生するそうです。列車の運休時間帯にはバスによる代行輸送が行われるそうです(情報はこちらから)。

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コメント

B767-281様こんにちは。設備が安く済むが車両にお金がかかると言う話はよく聞きますが、近年交流電化区間の存在は微妙なようですね。関西でも一部直流に直した区間がありますね。そちらは通勤圏拡大が理由かな?常磐線の取手も微妙でしょうか。

細井忠邦さま、おはようございます。

交流電化も変電所がない分、当初は安く出来ると思っていたのが、き電方式の関係で結構経費がかかると言うことで安くないことが分かったようですね。

北陸本線などでは当初の坂田~田村間から、今は北陸トンネル手前の敦賀~南今庄間に移行しましたね。これは通勤圏の拡大や、新快速の乗り入れも大きいようですね。

常磐線の場合は柿岡に地磁気観測所があり、直流電化方式による地磁気の影響が無視できない以上は同所から30km圏内は直流電化が出来ず、常磐、水戸、TXは交流電化、その他、常総鉄道などは非電化となっていますね。こちらは通勤事情とは関係ないようですね。

おはようございます。メリークリスマス。


交流と直流の接続区間、
貨物列車はEF81からEH500、EF510に移行していますが、
旅客車両は 各社異なる車両みたいですね。


関門トンネルもJR九州でありながら直流区間で
旅客車両が 今後どうなるのでしょう。


友人が下関在住ですが、門司へ買い物、おふくろさんの入院も門司へ。

電車の本数も3月から減るようだと ぼやいています。

準急豊島園様、おはようございます。

最近ニュースで見ましたが、JR九州は減便をするそうですね。
九州と言えば、熊本などの大地震、さらに夏の集中豪雨で鉄道にもかなり災害が出ており、そうしないと経営的に苦しいのでしょうか。

関門の接続に関しても、旅客的には未だ415系が活躍しており、一方で電化~非電化の接続では「でんちゃ」がすでに導入されている点も面白いですね。

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