2017年10月の福岡旅行 1 筑肥線 305系
明けましておめでとうございます。
本年も宜しくお願い致します。
昨日の303系に続いて、JR九州が筑肥線直流区間、福岡市交通局空港線用に2015年から、103系1500番台置き換え用に投入したのが305系です。
投入に関する概要の発表は2014年7月31日、営業運転の開始は2015年2月5日でした。3月14日のダイヤ改正までに6両編成6本が投入されました。コンセプトは「人にやさしく、環境にやさしいスマートトレイン」でデザインは水戸岡鋭治、製造は日立製作所が担当しました。
←西唐津
クハ305 モハ305-0 モハ304-0 モハ305-100 モハ304-100 クハ304
Tc M Mp M1 M1p T'c
ATO VVVF SIV,CP VVVF SIV,CP
便所 弱冷房車
クハ305には南米産クルパウ材のフローリングが採用されています。
車体はアルミ合金押出形材を利用したダブルスキン構造が採用され、車体外板はN9.5と呼ばれる塗装色で塗られています。これにより外板の汚損や海風からの塩害から守っています。
電源・制御機器は東武70000系や東京メトロ17000系で見られた東芝製密閉式永久磁石同期電動機(PMSM)を使用した回転子の回転に同期した個別制御の1C1M制御方式でJRグループの量産車では初の採用です。誘導電動機に較べて損失が少なく、回生、力行で消費電力を103系1500番台の約57%、303系の85%に抑えています。モハ305に主変換装置、ブレーキ用抵抗器、モハ304にパンタグラフ、150kVASIV、CPを搭載しています。
ブレーキには、回生・発電ブレーキ併用電気指令式空気ブレーキを採用しており、回生ブレーキ作動時において、回生失効が起こることに備えて、ブレーキチョッパ装置・ブレーキチョッパリアクトル・ブレーキ抵抗器により構成されたブレーキチョッパシステムを搭載しています。
台車は川崎重工製の軽量ボルスタレス台車、DT408K、TR408Kです。
車内は白を基調としたインテリア、座席はロングシートです。つり革はナイロン製で、出入り口部分は817系などと同じく円形配置になっています。
背もたれはプライウッド製で一部にはヘッドレストが付いています。クハ305以外の床はQRコードを模した床模様となっています。
保安装置は筑肥線、唐津線用にATS-SK、空港線用にATC、ATOが搭載されています。筑肥線筑前前原以西もワンマンではなく車掌が乗務します。
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コメント
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B767−281様 本年もどうぞよろしくお願いします。303系もこの305系も実車は見たことがないので逆に興味深いです。地下鉄用とは言え、乗務員室背面に窓がないのはいただけませんね。鉄道ファンにとっては前面展望は欠かせないもの、その点はどうも時代に逆行しているような感じがします。国鉄時代にあった300番台はアルミ製とか末尾9は碓氷峠通過(協調運転可能)とか、低屋根800番代など例外は多々あっても決まっていたのが懐かしいです。
投稿: 細井忠邦 | 2018年1月 1日 (月) 07時48分
細井忠邦さま、明けましておめでとうございます。
本年も早速、ありがとうございます。どうか宜しくお願い致します。
確かに305系には乗務員室扉の部分しか窓がないのですね。地下鉄乗り入れ車両といっても、地上区間を走る時間は長く、前面展望のためにも窓は多く開いているべきですね。
車輌形式の数字、それぞれの会社が開き番号を取り合っているようで、全く独自路線を行く会社や全部で400両程度なので、2000年に向けてだから2000系にするとか、個性乱舞でもありますね。
投稿: B767-281(クハ415-1901) | 2018年1月 2日 (火) 06時42分