2017年10月の福岡旅行 5 鹿児島本線 博多駅の「ななつ星in九州」 その3
二日間、西武鉄道の話題に飛んでいましたが、再び2017年10月の福岡旅行、博多駅での「ななつ星in九州」の話題に戻ります。
今回から客車の話題です。7両の客車で構成されており、
1号車 マイ77-7001
2号車 マシフ77-7002
3号車 マイネ77-7003
4号車 マイネ77-7004
5号車 マイネ77-7005
6号車 マイネ77-7006
7号車 マイネフ77-7007 となっています。
かつての一等車の「イ」と寝台車の「ネ」の組み合わせが登場したのは58年ぶりのことだそうです。
1~3号車がJR九州小倉総合車両センターで製造、4~7号車が日立製作所で製造されました。小倉総合車両センター製造分の車体構体も日立製作所で製造されています。
7両編成になったのはJR九州の山間部の路線を走る際に線路、駅設備の制約から機関車を含めて8両,全長160mが限界だったからだそうです。
車体は817系のアルミニウム合金ダブルスキン構造が採用されており、全長20,500mm、車体幅2,936mm、全高は客室内の天井の高さを最大限確保するため、車両限界に近い4,080mmとしました。
ブレーキは電気指令式空気ブレーキを採用しており、1号車と7号車にブレーキ読替え器を搭載して、機関車から客車へのブレーキ指令を送るブレーキ管の圧力変化を電気信号に読替えてから電気回路で各車にブレーキ指令を送りブレーキを作動させています。また、電気指令式空気ブレーキが使用できない場合には、各車にバックアップで搭載されたCL形自動空気ブレーキに切替えて運転を継続できるようになっています。
今回の記事では1、2号車について紹介します。
号車番号は車体側面に大きく数字が描かれています。
展望室車端部に非常用扉が設置されていますが、通常の乗降用扉はありません。
1号車 マイ77-7001
1号車は門司港よりに連結されていましたが、ラウンジカー「ブルームーン」で共用空間のラウンジと展望室が設けられています。バーカウンターとピアノも車内にあり、床下には発電用エンジン(SA6D140HE-2)が1基搭載され、交流発電機DM700K (定格容量440kVA)で440V,60Hzの交流電源をKE70ジャンパ連結器を介して1~4号車に給電する体制となっています。エアコンはAU700K(冷房能力21,000kcal/h、暖房能力8kW)を2基搭載しています。
食堂車で、床下に発電用エンジン SA6D140HE-2で交流発電機DM700K (定格容量440kVA)を駆動し、三相交流440V、60Hzを出力しています。こちらは通常、5~7号車に給電しますが、静粛性を要求される場合はどちらか1基で対応することも可能となっています。エアコンは1号車と同様に AU700K(冷房能力21,000kcal/h、暖房能力8kW)を1両に2基搭載しています。
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