2017年10月の福岡旅行 7 新幹線博多総合車両所公開 その4
2017年10月15日の新幹線博多総合車両所の公開の話題、今回は昨日のWIN350 500-906のすぐそばに展示されていた22-1047の話題です。
これまで各地で保存展示されている0系新幹線も先頭車を見てきましたが、この車両、22-1047は編成表示からも分かるように最後は4両編成Q3編成の4号車(新大阪方先頭車)として活躍した車両です。
製造は28次車として1979年8月から1980年3月までの間に89両、22形先頭車として1040から1047までの8両が製造されました。用途は3~5次車の置き換え用で車掌室付25形1200番台と売店車25形1400番台が新登場し、将来の2+2化対応のため床構造を変更しました。
・緊急ブレーキ又入スイッチをバネ復帰形に変更
・将来の2+2化対応のため床構造を変更 といった特徴がありました(参考元)。
Q編成は小倉~博多間の輸送力適正化のため、ひかり用NH23編成の先頭車等を利用した4両編成が1997年3月から登場、初めはR51編成でしたが、1997年11月29日のダイヤ改正からQ編成となりました。
ちなみに四国鉄道文化館(西条市)にはQ2編成の先頭車21-141が保存されています。
2001年10月1日のダイヤ改正で営業運転から退いた後、Q3編成は新下関駅近くの新幹線乗務員訓練センターで教材として使用されました。但し、3号車はビュッフェ車の37-1505に置き換えられました。私も写真は撮っていませんが新下関駅でこの教習用編成を見たのは憶えています。
今回は通常の0系の姿で公開されていましたが、2014年の同所の公開ではドラマ撮影用に1000形試作車B編成を模した姿で公開されたそうです(関連記事)。
B編成と言えば私も小学校2,3年の頃、あこがれの「夢の超特急」の姿であり、1964年10月の開通後、0系量産車の姿(当時は0系とは言いませんでしたが)を見て、前照灯の形や厳めしいスカートの排障器のスタイルなどに違和感を感じたものでした。
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