2017年10月の福岡旅行 8 九州の鋼鉄製415系 その5 塗色の変った0,300番台II
1971年に製造開始され、最初は401系421系403系423系同様に赤電塗装で登場し、1986年7月にイメージ一新で新塗装になった、九州新製配置の415系モハユニット0番台、クハ300番台、今回は第6編成から第9編成です。
415系の歴史を語る上で忘れてはいけないのが冷房化改造の件です。1974年以降の新製車はクハ411-335(事故廃車となったクハ421-43の代替として423系編成との併結を考慮して製造、同車は準備工事で落成)以外は全車冷房装置を搭載して落成しました。1971年製造の1次車は1977年に、421系、423系編成は1979年から冷房改造工事が実施されました。
2007/12/16 スペースワールド Fj-7編成
この駅もよく撮影しましたが、撮影中にスペースワールド遊園地のジェットコースターの音がよく聞こえましたが閉園でその音も聞けなくなったのが残念です。
さらに福岡地区配置(南福岡および小倉総合車両センター門司港車両派出)の車両ではセミクロスシートからロングシートへの改造も進められました。
小倉総合車両センター門司港車両派出配置のFj編成は2016年3月まででした。以降、南福岡車両区に集約されました。
また下関以東のJR西日本区間乗り入れは2005年9月30日に終了しました。
九州の415系がその特性を最も発揮する門司駅手前のデッドセクション通過のシーン
老朽化により、福岡地区で使用されていた0・300番台は大分・鹿児島に疎開留置となり、2010年にFo2・3編成が鹿児島から小倉工場に回送、2014年8月27日に最後まで残存していたFj-7編成が回送され、同年11月までに営業に就く編成は消滅しました。ただ、Fo3編成のうちの門司港側2両クハ411-336、モハ414-18は塗装をそれぞれ赤一色、青一色に変更した上で「安全技能伝車」として小倉総合車両センターで訓練に使用されるため車籍が残されているそうです。
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