大宮にてE001形「TRAIN SUITE 四季島」を撮影 その2
昨日に続いて大宮で撮影したE001形「TRAIN SUITE 四季島」の編成に関してです。
10両編成中
9号車 E001-9 8号車 E001-8
4号車 E001-4 3号車 E001-3 2号車 E001-2
の5両はSA2と呼ばれるスイート個室車になっており、1両あたり個室が3室、定員は6名となっています。
2018/2/24 大宮
10号車の後ろ半分から9,8.7号車
東十条で撮影した西側の写真(個室側)と大宮で撮影した東側の写真を較べると窓の配置が大きく異なっていることが分かります。
車体は10,1号車同様のアルミニウム合金の中空押出型材を使用したダブルスキン構造です。
車体側面の出入り口は車体側面を平滑にし、戸袋が不要な外プラグドア方式とし、一旦車体の外側にとびだした後、横に開く片引戸構造となっています。
空調は分散型のAU79を屋根上に4台搭載し、3台はそれぞれの個室専用、1台は通路などの共用スペース用としています。万が一、どれかの個室用空調が故障した場合は、共用の空調のダクトをバイパスさせ、バックアップすることが可能なように設計されています。
個室と個室の間のスペースに水関係の機器類を配置した機器室が設置されています。
10,9,8、3,2,1号車は電動車で各3両でユニットを構成しており、IGBT素子による3レベルPWMコンバータ1群+2レベルVVVFインバータ1群で構成された主変換装置 CI25形がそれぞれのユニットに1基ずつ、それらが4基の主電動機を制御する1C4M方式となっています。主電動機は冷却方式が自己通風式のMT75B誘導電動機を搭載しています。
直流電化区間での列車本数が少ない軽負荷時での回生ブレーキ失効においても、安定した電気ブレーキ力を得られるようにするため、発電ブレーキ制御とフィルタコンデンサーの放電用に、ブレーキ用抵抗器とその冷却用送風機・ブレーキチョッパ装置1群を装備しており、非電化区間でのエンジンモード時において発電ブレーキを使用可能としています。
パンタグラフは、PS37C形シングルアーム式を採用しており、2・3・8・9号車に屋根上に搭載している。直流電化区間では、全てのパンタグラフを使用しますが、交流電化区間では、2・9号車のパンタグラフのみを使用します。
2・9号車に、交流電化区間において使用される主変圧器が搭載されており、交流電化区間では主変圧器を介してユニット内の各電動車に搭載された主変換装置に電力が送られる回路に切替えられます。
補機用の電源となる補助電源装置 (SIV) は、 SC115(定格容量260kVA)を4号車に2基、 SC116(定格容量130kVA)を1・10号車に1基ずつ搭載しています。補助電源回路の冗長性確保や交流電化区間の交交セクションでの三相電源無停電のため、4台での並列同期運転制御を行っています。
4号車 この車両が付随車であることは外観から判別するのは難しいです。
4号車は一般Suite車の中で唯一、付随車となっています。5号車よりにバリアフリー対応の部屋が用意されています。
9,8,3,2号車は居間・洗面・トイレ・シャワールームで構成されており、通路側には小窓と長窓が多数並び、寝台側には客室用の大窓が3ヵ所あります。大窓の車窓の視認性を考慮した位置に、2つのソファベットをレール方向に配置しており、その反対側には、ライディングディスクのほか、洗面・トイレ・シャワールームが配置されています。
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